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京都2016夏一人旅【細見美術館】 ついでに行者餅w [美術館]

宵山にあたる16日/京都旅行2日目です。

朝一で朝食を済ませ、8時過ぎにチェックアウト。
一旦京都駅内のロッカーへ荷物を預け、バスで清水・祇園方向へ。
八坂神社近くにある「柏屋光貞」さんに予約してある行者餅を取りに向かいました。

行者餅は宵山の日にしか販売されないお菓子です。
行者餅.jpg
クレープ生地の様な小麦粉の生地の中は山椒を利かせた柔らかめの味噌餡に絡めた求肥が包まれています。
ちょっと食べた事が無い不思議な味です。
京都のお土産本に載っていたのを見て気になっていたものの、宵山1日だけの販売と言う事で食べる機会は無いと思っていた行者餅。
基本的に事前予約が必要なので、予め電話で3個入りを2箱頼んであったのでした。
これを宵山当日の9時から15時までの間に受け取りに行かなければいけません。

最寄りのバス停「東山安井」で降りると、道路の向かいにある柏屋さんの前、既に大行列しているのが見えました。
柏屋.jpg

…5軒先のラーメン屋まで列は伸びています。予約している人もしていない人も並ぶのは一緒です。
覚悟していたとは言え、受け取りまでにどの位並ばなければいかんのか…[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]

並んでいるところが建物の影になっているので、それほど暑くなくて済んだのは幸いでした。
40分ほど並んでようやく店の前に到着。
お店の人が予約しているかどうか、予約している人は氏名と注文していた個数、電話番号を聞きにきます。
店の奥には沢山の袋に入った行者餅が並べられていて、そこから探すので少し時間がかかっていました。

柏屋2.jpg
来年からは予約販売を取りやめて、当日販売制になるようです。
予約だけしておいて取りに来ない人が多いからなのか、それとも予約分確認で時間がかかって受け渡しが遅くなるからなのか(多分後者の理由からだと思いますが…)




ようやく買えた行者餅を持って次の目的地「細見美術館」へ。
今回の旅行の目的の1つ「伊藤若冲−京に生きた画家−」を見に行きます。
細見美術館は「東山安井」バス停から206系統で乗り換え無しで「東山二条・岡崎公園口」で降りてすぐ。
10時開館に併せて行くつもりだったのですが、京都駅からのバスを待ったり、柏屋さんで待ったりしている間に時間が圧してしまい、着いたのは10時半頃でした。
美術館近くまで行くとそこにはまたしても行列が…orz

細見1.jpg
「ここから20~30分ほど並びます」とアナウンスがありましたが、実際は10分程で中に入る事が出来ました。
チケットとかは無く、入場料を払うと小さなシールを渡されるのでそれを服に貼って入館します。
入口にはコイン返却式ロッカーも完備されていたので、荷物を預けて身軽に観覧することができました。


入口が並んでいたので中も結構混んでいるのかと思いましたが、それほど展示作品数も多くなく、1部屋ごとに10点程度しか作品が展示されていないので中は比較的ゆっくり見る事が出来ました。

今回の展示作品は細見美術館が所有する若冲作品をメインに、若冲ゆかりの寺院が所有する作品、若冲の弟子や若冲派とされる人たちの作品など30点強。うち若冲作品は25点程です。
前期6/25~7/31と後期8/2~9/4で作品の入れ替えや巻き替えがあります(出品リスト)
若冲作品は紙本墨絵が多めでした。上野の若冲展で出品されていた作品も何点か含まれています。
若干物足りなさを感じた特別展でしたが、一番見たかった「鼠婚礼図」を見る事が出来たので満足(*´ω`*)
鼠婚礼図.jpg




細見2.jpg
細見美術館、内部はこんな感じで大きな吹き抜けがあります。
吹き抜けの下にはミュージアムショップとカフェ、小さなステージがあり、吹き抜けの上には茶室が設けられていました。
展示室は全部で3室に別れていて、1室見て回ると吹き抜けにある階段に出て下の展示室に入るという設計になっています。


折角なので上の茶室「古香庵」で点茶を戴く事にしました。
会場も結構盛況だったので誰かしら茶室でお茶を戴いているだろう、と思ったら誰もおらず貸し切り状態[あせあせ(飛び散る汗)]
茶室の前にある銅鑼を鳴らしてお呼びください、とあったので銅鑼を鳴らすと奥の茶室から店員さんが出てきました。

屋外の椅子で戴くか、中の茶室で戴くか選べるとの事。
疲れ切った足には椅子の方が楽なんでしょうが、折角なので中で戴く事にしました。
細見3.jpg


展覧会期間限定の菓子「綵菜」(京生菓子司 松彌製)暑かったので冷抹茶とのセットで。
細見4.jpg
青物問屋の主人だった若冲をイメージして、人参、牛蒡、蕗が入っています。砂糖煮の野菜を使用しているのかな?あまり野菜の味は感じられませんでした。
お茶を点ててくれるとお店の人は「お帰りの際はお呼びください」と茶室の奥へ下がってしまうので、しばし貸し切り気分でくつろぎました。


カフェでランチでもして行こうかと思いましたが、お茶を戴いたら小腹も満たされたので、次の目的地「相国寺承天閣美術館」へ向かう事にしました。



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