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赤坂迎賓館を見学に(+その後起こった災難色々;) [美術館]

この週末は久しぶりに何処にも遊びに行かず2日間ゆっくり静養しておりました[たらーっ(汗)]
出来れば映画くらい見に行こうかと考えていたのですが、昨日定期通院で行った病院で先週末に高熱出した事を伝えたら急遽血液検査が入ってしまい、検査結果がまだ悪かった事(CRP<炎症がある時に悪くなる項目>が高かった)と、検査でやたら時間がかかってしまい疲れてしまったので映画断念[たらーっ(汗)]
部屋の掃除も延期して土日2日間ひたすら寝ておりました[たらーっ(汗)]


さて、先々週末の土曜日の話(8/20)になりますが、雉猫さんと赤坂迎賓館の本館を見学してきました。
事前に観覧予約を申し込んでいたのですが、何か夏休み期間中の特別企画とやらで「予約取らなくても観覧可能」という何の為に予約取ったのか判らない状況で見る事に。
(赤坂迎賓館は引き続き9/8~10/4まで予約不要で見学可能です)
迎賓館1.jpg
見学者が続々と迎賓館へ続きます。

正門は出口専門になっていました。見学希望者はこの正門から右方向へ進み、西門から入場する事になります。
迎賓館2.jpg
結局事前予約を取っていても一般見学希望者と一緒に列に並ぶ事になったので、ホントに何の為の事前予約やら[たらーっ(汗)]
和風別館の事前見学予約を取っていた人だけは別列で入場案内していましたが。


中に入る前にまず手荷物検査があります。職員が手荷物の中を確認する列と、空港にあるようなX線透過装置に手荷物を通す列と二手に別れていました(後者の方が列の進み早かったです)。
飲み物を持っている人はここで一口中身を飲む様に指示がある様です。飲み物は持って行かなかったのでそのまま金属探知機ゲートをくぐって検査完了。
荷物を受け取って入場券を購入し、本館裏手側の入口から入ります。ここから先の館内は全て撮影厳禁(外観と庭は撮影OK)



国宝「赤坂迎賓館」は明治42年(1909)に片山東熊により ”紀州徳川家の江戸中屋敷”があった広大な敷地の一部に、東宮御所として建設されたものです。
迎賓館4.jpg
写真撮り損ねましたが、東側の門や外塀は紀州徳川家時代だった頃のものが残されていました。


東宮御所と言う事で東熊氏は相当あちこち張り切って作ってしまったらしく、当初250万円(現在の価値で250億円以上?)だった建築予算は最終的に500万円を越えてしまい明治天皇に叱責されたとか。
しかもこれだけの建築費用をかけて造られたにも拘らず、最先端のセントラルヒーティングシステムは故障続き。湿度の高い日本でヨーロッパの宮殿を模して造られた石造りの御所は夏暑く冬寒い、と居住性の悪さもあり、一度も東宮御所としては使用されなかったそうです。


昨年までは年1回だけ10日間だけ抽選公開されていた迎賓館。今年からは通年公開と言う事で今までなかなか見る機会が無かった館内を気軽に見学出来る様になりました。
館内見学コースは「彩鸞の間」→「花鳥の間」→「羽衣の間」→「中央階段&中央ホール」→「朝日の間」の順番。
その中でも私が一番見たかったのは「花鳥の間

ここは濤川惣助(原画は渡辺省亭)による無線七宝の花鳥画が30面、シオジ材の腰壁を彩っているのです。
明治時代の超絶技巧、実際にこの目で見られる日が来るとは….。゚+.(・∀・)゚+.゚

もちろんそれ以外の室内も非常に素晴らしかったのですが、この花鳥の間だけが板壁で一番落ち着いた造りになっており、花鳥の間だけを延々と見学していたい気分になりました。


一通り館内の見学も終わり、外に出て主庭(本館裏側)と前庭(本館正面側)も見学。
事前予約無し見学者で人が多く、写真撮ろうとするとどうやっても人が入ってしまいます(;´∀`)
迎賓館3.jpg


本館主庭の噴水にはグリフォンらしき銅像が4体。
迎賓館5.jpg

本館前庭から1枚(中央でタブレット端末で撮影しているのは雉猫さん)
迎賓館6.jpg

正門前から本館までは結構な距離があります。
迎賓館7.jpg

立派な正門。出る時はこの門の横から出るんですが。
迎賓館8.jpg


さて、この後近くのお店でお昼を食べ、その後何処かに行こうか?と言う話になり「先日行った百段階段を見に行く?」と目黒雅叙園に向かう事にしたのですが、そもそもこれが間違いの元だったと言うか…。
(この後の話はお出掛けとは全く関係のない長い四方山話になりますので読まなくて大丈夫です[たらーっ(汗)]





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さて目黒雅叙園に到着したまでは良かったのですが、雅叙園館内に入る前の平坦な通路で何と雉猫さんが転んで顔から地面に直撃してしまいました。

正確には通路にあった点字ブロックの僅かな段差につまづいたのですが、点字ブロック=視力が弱い方の為のものなのですから、普通に考えたら健常者がそこで転ぶまでつまづくと言うのもちょっと…な話です(実際その後雅叙園の方や救急隊員の方は転ぶまでの話を聞いて「…え?」と言う顔でしたし[たらーっ(汗)]

雉猫さんは普段からずり足気味で歩くクセがあり、時々急に方向を変えたりして歩く事もあったりしたのですが(周囲に人がいてもたまにそれをするので人にぶつかりそうになっていることもあり常々危ないとは思っていた) その時も急にくるっと後ろを向いて僅かな段差に引っかかりそのまま転んでしまったのです。

転んだ時に考えるより先にとっさに腕を掴もうとして手を伸ばしていたのですが、一旦左膝を付いたので「これなら手を付く余裕があるかな」と考えて一瞬手を引っ込めかけました。
しかし手を付くなくそのまま右顔面から地面に衝突する雉猫さん。

工エエェェ(;´Д`)ェェエエ工[あせあせ(飛び散る汗)]

その時の私はよもや目前で友人が頭から地面に激突、脳震盪と鼻血出して暫く起き上がれない状態になるとは思わず、自分でも自覚しないうちに物凄いショックと強いストレスを受けていた様です。
周囲にいた人たちが集まって、鼻血を出した雉猫さんにポケットティッシュをくれたり、雅叙園の方も飛んで来てくれ、救急車を呼ぶかいろいろ尋ねてくれました。
思えばその時すぐに救急車を手配して検査してもらえば良かったのでしょうか、雉猫さんが「しばらく休めば大丈夫」というので雅叙園の救護室を借りて暫く休ませて戴く事にしました。


雉猫さん曰く「私、転んでも手をついた事がないんです」と言っていましたが、いやそれ何の自慢にもなりませんから!!!
私は雉猫さんが休んでいる間「マスクが欲しい」というのでマスク買いに行ったり、土曜午後でも対応している自宅に近い救急病院などを探したりしていたのですが、結局小一時間打撲部を冷やしても頭痛がする、というので、雅叙園の方にお願いして救急車要請が必要か救急対応の電話へ連絡して頂く事に。

雉猫さんは、と言えばその電話で自分の症状を説明していたのですが「”うしろあたま”が痛くて」と妙な日本語で説明したり、自分の年齢を1歳間違えて報告していたり、どうも言動が変過ぎるのでやはり何処かぶつけて言語中枢や記憶中枢に一時的な混乱が生じているんじゃないかと思う程。

やがて到着した救急隊員の方も幾つか質問をしたり、状態を見たりしてほぼ大丈夫なのではないかと診断していたのですが、やはり変な言動が気になったのか、それとも「うしろあたまが痛いんです」と懇願する雉猫さんに推されたのか、結局救急搬送される羽目になりました。


で、その辺りから私も徐々に肩凝りと頭痛が酷くなっていました。
どうもストレスとショックで自律神経の働きががくっと悪くなり、胆汁の流れが暫く停滞してしまった様です。
私は20代の頃に先天性疾患で胆嚢&総胆管を摘出しているので、今は肝内胆管と空腸がダイレクトに繋がっている状態です。普段は肝臓から少しずつ胆汁が分泌されているので腸内細菌が逆流する事は無いのですが、疲れが溜まったり、強いショックやストレスを受けたりして自律神経の働きが悪くなってしまうと途端に胆汁が出にくくなり、数時間で上行性胆管炎を発症してしまいます。
発症すると高熱と吐き気、右季肋部に酷い痛みが出てくるので、動けるうちに帰宅したかったのですが、これから救急車で搬送される雉猫さんを置いて一人帰る訳にも行かず[たらーっ(汗)]

既に雉猫さんがこけてから2時間近く経過(救急隊員の人にも「何でもう少し早く呼ばなかったのか?」と聞かれた[たらーっ(汗)]
そして着いた病院でも「緊急性は低い」と診断され、診察が終わるまで1時間以上。
その間にどんどん悪寒は酷くなり、徐々に吐き気も出てきました。
最初付き添っていた救急隊員の人も「まだ時間がかかるから」と言う事で引き上げてしまい、吐き気で死にそうになりながら車椅子に乗った雉猫さん(←重い[たらーっ(汗)])を押して診察室とかへ移動(検査室へは技師の方が押して行ってくれて助かりましたが)

結局雉猫さんは脳には異常無し、鼻の尾翼軟骨部の骨折と副鼻腔に少し血液が溜まっていそう(←しかしこれは鼻血ではなく慢性副鼻腔炎のためかもしれません)との診断でした。
頭痛は本人は「むちうちのせいかな?」なんて言っておりましたが、おそらく転んだ事によるショックで一時的に血圧が上がっていたせいかと思います(搬送時、上170あったから)

「問題無し」という診断結果聞いた後、会計時に車椅子降りて会計までスタスタ歩き出す雉猫さん[たらーっ(汗)]
…いや、さっきまでぐったりしていたクセに私より元気に歩けるじゃないの[あせあせ(飛び散る汗)]
雉猫さんはそのままにして支払いに行ってしまったので、取り敢えずよろよろしながら元の位置に車椅子を片付けました。

その後はタクシーで最寄りの恵比寿駅まで行き(雨凄かったし、私も熱で道判らなくなっているし)電車でどうにか帰ってきたのですが、道中何度も酷い吐き気に襲われ、休み休み時間かけてようやく自宅に帰り着いたのでした。
(熱出るともう喋る気力もなくなるほど気分悪くなるので、雉猫さんには途中の駅で先に帰ってもらいました。居られると却って気遣いするのでしんどいのです[あせあせ(飛び散る汗)]


よもや出先でそこまで酷い胆管炎を起こすとは思っていなかったので抗菌剤の手持ちも無い状態で出掛け、発症後に数時間経過していたため、ここ数年無かった程の高熱が2日間続き(家に帰って服薬しようと思ったのですが吐き気が酷くて飲めず)水もまともに飲めない状態が続き、仕事も月火と2日間休む羽目になってしまいました。

おかゆ位なら食べられる様になった水曜日からようやくよろよろしつつ出社。
まだヨロヨロだった木曜日の朝、雉猫さんとバッタリ最寄り駅で合いましたが見た目私よりもすっかり元気そう。
いや大した事なかったのは良かったのですが、反面こっちは半死半生状態になりましたよ[たらーっ(汗)]

取り敢えず貴重な有給をイレギュラーな出来事で2日間も使ってしまったのが痛いです…はぁ[たらーっ(汗)]
機敏に動ける様にまずは少し痩せなさい、と言いたいところですが痩せるのは絶対無理だろうから、お願いですから転んで骨折る前に手を付けるくらいには反射神経鍛えて下さい、雉猫さん。

あと転んで骨折るのも出先で転ぶのもこれが初じゃないですよね。もうちょい年相応に落ち着いて足下良く見て行動して下さい(;´Д`)
あと正しい日本語、もうちょい使える様になって下さい。「頭の後ろ」ならともかく「うしろあたま」はちょっとどうかと思います[たらーっ(汗)]



今回の一件で目黒雅叙園の方には非常にお世話になりました。百段階段を見に行く前だったからお客でもなかったのに、とても素晴らしい応対をして頂き非常に感謝しております。



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タグ:レトロ建築
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雉猫

その節はありがとうございました。
行きつけの内科の先生に報告したところ、怒られました。
運動してころんだとき手を付けるようにします。(にぶいから手が付かないんだと思うんです)
by 雉猫 (2016-08-31 00:08) 

そらそら

転んだ時に手を付けないのは子供の場合は学習不足(転ぶ=手を付かないと危ない、と認識出来ない)ですが、大人になっても手を付けない場合、反射神経云々の問題ではなく、骨盤や背中に異常があるか、脚の筋肉不足(つまり単に運動不足)だそうです。
運動不足は私も人の事は言えないけれど、転んだ時に手を出せる程度には筋肉量ある筈…。
このままではロコモティブシンドロームへの道まっしぐらですから、寝たきりになる前に適度に運動して下さい;
by そらそら (2016-09-04 17:23) 

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