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遠出して箱根へ【ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ@ポーラ美術館】その4 [美術館]

ポーラ美術館では来年の3月3日まで企画展「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ−境界線への視線」が開催されています(期間中に作品入れ替えあり)。
アンリ・ルソーとレオナール・フジタは知っているけれど、写真家アジェは知らないなぁ…。

まずは企画展の入口で4分間程のイントロダクションムービーを見ます。
(イントロダクションムービーはリンク先のサイトでも見る事が出来ます)
私はどちらかと言えば洋画や写真作品よりも日本画の方が好きなのでこの企画展は流し見程度で見るつもりだったのですが、イントロムービーで結構ガツンとやられてしまいました。
…いいじゃん、100年前のパリ[ぴかぴか(新しい)]
つまりこの企画展はルソーとフジタとアジェが100年前のパリの様子を記録した作品の企画展って事なのね(←と今更ながらに気付く[たらーっ(汗)]


しかし私の中でのルソー作品のイメージと言えば
美術の教科書で見た様なこんなのとか
眠れるジプシー女.jpg
こんな感じのジャングル的な作品のイメージ。
Henri_Rousseau_-_Fight_Between_a_Tiger_and_a_Buffalo.jpg


フジタ氏に至っては作品よりもまずあの本人像が浮かんでしまいます。
フジタ.jpg
あとは猫好きで猫作品が多かったとかそんなイメージ。
フジタ猫.jpg

余談ですがフジタ作品は個人的には動物を擬人化したものとかは好きなのですが、人物画は何となく…ちょっと苦手。
fujita001.jpg


企画展ではそこら辺のイメージからかけ離れた100年前のパリの様子を描いたルソーやフジタの作品や、アジェの写真作品が展示されていました。

特に気に入ったのがルソーの『飛行船「レピュブリック号」とライト飛行機のある風景』
ルソー飛行船.jpg
実際に飛行船とライト型飛行機が一緒に飛んだという記録はないそうですが(ライトフライヤー号はアメリカで飛んでいますし)100年前のパリでは飛行船が飛んでいたのですね。
(このレピュブリック号はこの作品が描かれた1909年に墜落してしまったそうですが)


あとレオナール・フジタ(この頃はまだフランスに帰化していないので藤田嗣治)作品の「巴里城門」
巴里城門.jpg
この作品はフジタがパリに留学して間もなく描いたもので、一度画廊を通じて売りに出されたのですが、その後1930年代初頭に中南米に旅行した際に現地の画廊で販売されているのを偶然フジタが発見し自分で買い戻した作品なんだそうです。


ウジェール・アジェの作品
ランプ売り.jpg
atget23.jpg

アジェが写真に残した建築物のうちの幾つかは100年経った現在でもまだ当時の面影を残しつつ建っているのだそうで。
出来れば現在の写真の様子も比較して展示されていたらもっと面白かったのになぁ。



企画展ではこの3人の作品の他にもキリコやピカソ、ユトリロなどの作品も展示されていました。
企画展を見終わった後は常設展へ。



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