「驚きの明治工藝」展で素直に驚いて来たΣ(・ω・/)/【その1】 [美術館]
昨日は東京藝術大学大学美術館で開催中の「驚きの明治工藝」展を見てきました。
いつもはここの美術館、夕方5時には閉館してしまうので金曜の仕事帰りに寄ろうとしても時間的にムリなのですが、昨日21日と22日の2日間だけ上野「文化の杜」TOKYO数寄フェス開催に併せて夜8時まで開館していたのでした。
明治の超絶技巧工藝と言えば、一昨年三井記念美術館で開催された「超絶技巧!明治工芸の粋」を見ていますが、今回の特別展はまた違う方のコレクションとのこと(※)
しかも今回の展示品はごく一部を除き、全て撮影OKなんだそうです。いやー、楽しみ楽しみ(*´ω`*)
(※)「超絶技巧!明治工芸の粋」は村田理如氏のコレクション
今回の「驚きの明治工藝」は宋培安氏のコレクションです
会場に入るとまず宗義作の自在龍がお出迎え。
えぇーー貴重なコレクションをこんな風に吊るしちゃって良いんですか
宋培安さん、写真撮影OKだけでも有り難いのに太っ腹過ぎます…w
出品作品は全部で130点以上あります。当然撮影して来た写真もそれなりに枚数ある訳で(;´∀`)
どれもこれも素晴らしい作品ばかりで、どれ載せようか悩んでしまって写真多くなったので続きは折り畳みで↓
初代 宮川香山作「色絵金彩鴛鴦置物」
眞葛焼で有名な初代宮川香山。サントリー美術館の「没後100年 宮川香山」ですっかり魅了されてから、5月には横浜の眞葛ミュージアムでも作品を見てきました。
眞葛焼の名を有名にした高浮彫(たかうきぼり)の様な派手さはありませんが、初代香山作品はどれを見ても素晴らしい。
明珍宗春作「自在烏」
自在置物と言えば明珍。これは明治ではなく江戸時代の作品です。
高瀬好山作「瓦上の雀置物」
上にちょこんと止まっている雀が何とも可愛らしい(*´ω`*)
瓦部分は鉄製ですが、雀部分は銅、銀、赤銅、四分一(銅と銀の合金)から造られています。
宮本理三郎作「春日 竹に蜥蜴」
竹切ったものに木で作った蜥蜴くっ付けただけ?って思うじゃん?
材質見たら「木、彩色」って書かれているんですよ。つまりこれって一塊の木を削りだして竹とトカゲを造っている訳で…
宮本理三郎作「柄杓蛙」
このカエルと柄杓も然り。
無銘「自在鯱」
無銘ながら見事な出来映え。あまりに状態が良いので、てっきりごく最近に造られた自在置物なのかと思ったら江戸時代の作だそうです。鉄製なのに150年以上も前に造られた様には見えずビックリ!!
初代 宮川香山作「留蝉蓮葉水盤(りゅうぜんれんようすいばん)」
蝉は羽化したばかりなのかもしれません。翅脈の緑色が蓮の葉の色と合っていて綺麗です(が、あまりにリアルな出来なので、虫嫌いの人にはちょっとダメな作品なのかも(;´∀`))
濤川惣助作「秋草鶏図花瓶」
並河靖之作「龍文壷」
無線七宝で有名になった「東の濤川」こと濤川惣助と、有線七宝で有名な「西の並河」こと並河靖之の作品。
濤川の花瓶の方はそれなりに大きな作品ですが、並河の壷は片手に収まってしまう程小さな作品です。
川出柴太郎作「鶏図盆」
2人のナミカワの少し後の七宝職人。濤川惣助亡き後に帝室技藝員に推薦されつつも結局実現されなかった、とありました。
確かに2人のナミカワ作品と比べるとやや荒さが目立つ様な…。
林谷五郎作「台子飾皆具」
遠目から見たら焼き物の様に見えるのですが、これも七宝作品です。
デザインされている瑞獣や鯉のデザインが何やらゆるくて可愛い…w
海野勝岷作「背負籠香炉」
彫金細工の神的技術の持ち主、海野勝岷の作品も見られるとは…!! 金、銀、四分一、赤銅で出来ています。
「蘭陵王置物」もいつかもう一度見てみたいなぁ。
いつもはここの美術館、夕方5時には閉館してしまうので金曜の仕事帰りに寄ろうとしても時間的にムリなのですが、昨日21日と22日の2日間だけ上野「文化の杜」TOKYO数寄フェス開催に併せて夜8時まで開館していたのでした。
明治の超絶技巧工藝と言えば、一昨年三井記念美術館で開催された「超絶技巧!明治工芸の粋」を見ていますが、今回の特別展はまた違う方のコレクションとのこと(※)
しかも今回の展示品はごく一部を除き、全て撮影OKなんだそうです。いやー、楽しみ楽しみ(*´ω`*)
(※)「超絶技巧!明治工芸の粋」は村田理如氏のコレクション
今回の「驚きの明治工藝」は宋培安氏のコレクションです
会場に入るとまず宗義作の自在龍がお出迎え。
えぇーー貴重なコレクションをこんな風に吊るしちゃって良いんですか
宋培安さん、写真撮影OKだけでも有り難いのに太っ腹過ぎます…w
出品作品は全部で130点以上あります。当然撮影して来た写真もそれなりに枚数ある訳で(;´∀`)
どれもこれも素晴らしい作品ばかりで、どれ載せようか悩んでしまって写真多くなったので続きは折り畳みで↓
初代 宮川香山作「色絵金彩鴛鴦置物」
眞葛焼で有名な初代宮川香山。サントリー美術館の「没後100年 宮川香山」ですっかり魅了されてから、5月には横浜の眞葛ミュージアムでも作品を見てきました。
眞葛焼の名を有名にした高浮彫(たかうきぼり)の様な派手さはありませんが、初代香山作品はどれを見ても素晴らしい。
明珍宗春作「自在烏」
自在置物と言えば明珍。これは明治ではなく江戸時代の作品です。
高瀬好山作「瓦上の雀置物」
上にちょこんと止まっている雀が何とも可愛らしい(*´ω`*)
瓦部分は鉄製ですが、雀部分は銅、銀、赤銅、四分一(銅と銀の合金)から造られています。
宮本理三郎作「春日 竹に蜥蜴」
竹切ったものに木で作った蜥蜴くっ付けただけ?って思うじゃん?
材質見たら「木、彩色」って書かれているんですよ。つまりこれって一塊の木を削りだして竹とトカゲを造っている訳で…
宮本理三郎作「柄杓蛙」
このカエルと柄杓も然り。
無銘「自在鯱」
無銘ながら見事な出来映え。あまりに状態が良いので、てっきりごく最近に造られた自在置物なのかと思ったら江戸時代の作だそうです。鉄製なのに150年以上も前に造られた様には見えずビックリ!!
初代 宮川香山作「留蝉蓮葉水盤(りゅうぜんれんようすいばん)」
蝉は羽化したばかりなのかもしれません。翅脈の緑色が蓮の葉の色と合っていて綺麗です(が、あまりにリアルな出来なので、虫嫌いの人にはちょっとダメな作品なのかも(;´∀`))
濤川惣助作「秋草鶏図花瓶」
並河靖之作「龍文壷」
無線七宝で有名になった「東の濤川」こと濤川惣助と、有線七宝で有名な「西の並河」こと並河靖之の作品。
濤川の花瓶の方はそれなりに大きな作品ですが、並河の壷は片手に収まってしまう程小さな作品です。
川出柴太郎作「鶏図盆」
2人のナミカワの少し後の七宝職人。濤川惣助亡き後に帝室技藝員に推薦されつつも結局実現されなかった、とありました。
確かに2人のナミカワ作品と比べるとやや荒さが目立つ様な…。
林谷五郎作「台子飾皆具」
遠目から見たら焼き物の様に見えるのですが、これも七宝作品です。
デザインされている瑞獣や鯉のデザインが何やらゆるくて可愛い…w
海野勝岷作「背負籠香炉」
彫金細工の神的技術の持ち主、海野勝岷の作品も見られるとは…!! 金、銀、四分一、赤銅で出来ています。
「蘭陵王置物」もいつかもう一度見てみたいなぁ。
タグ:東京藝術大学大学美術館 特別展
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