「生誕90年 加山又造展~生命の煌めき」@日本橋・三越 [美術館]
今週末は日本橋・コレド室町で開催されている「Flowers by Naked」を見に行くつもりだったのですが、予定変更して三越…じゃなくて髙島屋方面へ。
「生誕90年 加山又造展~生命の煌めき」展を見てきました。
百貨店での展覧会、ということで出品点数は50点程度と少なめではありますが、このくらいが仕事終わりにぶらりと見に行くにはちょうど良いボリューム。
HPのクーポン使って100円引きでチケットを購入しましたが、招待券で入っている人が多いらしくチケット購入している人は私以外にいませんでした
最初に見た加山又造の作品は高校の美術の教科書に掲載されていたものだった記憶があります。
どの作品かはもう覚えていませんが、猫を描いた作品だった筈。
その後、色々な美術展で見た加山又造作品もたまたま猫を描いたものが多かったので、しばらく私の中では「加山又造=パステル画のような猫を描くことが多い画家」というイメージでした。
数年前に「美の巨人たち」で放送された天龍寺法堂の天井に描かれた加山画伯作の「雲龍図」
それまでの日本画ではあり得なかった型破りな描き方(エアブラシを使用)を取り入れた手法を見て実物が見てみたくなり、実際に京都・嵐山に行ったのが一昨年。
伝統的な日本画でエアブラシを使うなんて、と描いた当時は批判めいた事も言われたそうですが「宗達が現代に生きていたら、こんなに便利な道具を使わなかったわけがない」と言ったのだとか。
今回の展覧会でももちろんエアブラシや型抜きを駆使した作品や、工芸品(陶器や着物の絵付け)の展示などもありました。
見ていて思ったのは「過去に誰かが描いたものをオマージュにしたような作品が多いな」ということでした。
初期の動物を描いた作品ではラスコー洞窟の壁画やルソーを彷彿とさせる様な作品だったり、裸婦画では黒田清輝の「智・感・情」を思い出し。
尾形光琳や速水御舟、東山魁夷など、何処かで見たような作品に加山又造独自のテイストが加えられ、今までに無い日本画作品になっているように感じました。
フライヤーのトップに掲載されている「淡月」という夜桜を描いた作品が見たくて行ったのですが、これが期待していた以上に見事で。
極力少ない色で夜桜を表す為に、墨、金泥、胡粉を主体にして描いたんだそうです。
会場内はそれほど混雑していなかったので、最後まで見てからまた戻って見て、じっくり加山ワールドを堪能してきたのでした。
今回の戦利品(笑)
猫ナイロンバッグ(『淡月』ナイロンバッグとどっちにしようか悩んだのですが)
丸缶に入っているのは「浮き星」という金平糖に似たお菓子。あとは黒豆きなこ飴。
ところで会場内のショップで5000円以上購入したら展覧会の招待券を貰ったのですが、先に知っていれば買い物してから招待券で見る事が出来たのにーーーーー
加山又造展、日本橋三越では今月6日までですが、その後全国巡回があります。
2017年2月22日(水)~3月6日(月)日本橋高島屋
2017年4月8日(土)~6月4日(日)瀬戸内市立美術館
2017年7月8日(土)~8月27日(日)新潟県立近代美術館
2017年8月30日(水)~9月11日(月)髙島屋横浜店
2017年9月13日(水)~9月25日(月)髙島屋大阪店
2017年10月4日(水)~10月16日(月)髙島屋京都店
「生誕90年 加山又造展~生命の煌めき」展を見てきました。
百貨店での展覧会、ということで出品点数は50点程度と少なめではありますが、このくらいが仕事終わりにぶらりと見に行くにはちょうど良いボリューム。
HPのクーポン使って100円引きでチケットを購入しましたが、招待券で入っている人が多いらしくチケット購入している人は私以外にいませんでした
最初に見た加山又造の作品は高校の美術の教科書に掲載されていたものだった記憶があります。
どの作品かはもう覚えていませんが、猫を描いた作品だった筈。
その後、色々な美術展で見た加山又造作品もたまたま猫を描いたものが多かったので、しばらく私の中では「加山又造=パステル画のような猫を描くことが多い画家」というイメージでした。
数年前に「美の巨人たち」で放送された天龍寺法堂の天井に描かれた加山画伯作の「雲龍図」
それまでの日本画ではあり得なかった型破りな描き方(エアブラシを使用)を取り入れた手法を見て実物が見てみたくなり、実際に京都・嵐山に行ったのが一昨年。
伝統的な日本画でエアブラシを使うなんて、と描いた当時は批判めいた事も言われたそうですが「宗達が現代に生きていたら、こんなに便利な道具を使わなかったわけがない」と言ったのだとか。
今回の展覧会でももちろんエアブラシや型抜きを駆使した作品や、工芸品(陶器や着物の絵付け)の展示などもありました。
見ていて思ったのは「過去に誰かが描いたものをオマージュにしたような作品が多いな」ということでした。
初期の動物を描いた作品ではラスコー洞窟の壁画やルソーを彷彿とさせる様な作品だったり、裸婦画では黒田清輝の「智・感・情」を思い出し。
尾形光琳や速水御舟、東山魁夷など、何処かで見たような作品に加山又造独自のテイストが加えられ、今までに無い日本画作品になっているように感じました。
フライヤーのトップに掲載されている「淡月」という夜桜を描いた作品が見たくて行ったのですが、これが期待していた以上に見事で。
極力少ない色で夜桜を表す為に、墨、金泥、胡粉を主体にして描いたんだそうです。
会場内はそれほど混雑していなかったので、最後まで見てからまた戻って見て、じっくり加山ワールドを堪能してきたのでした。
今回の戦利品(笑)
猫ナイロンバッグ(『淡月』ナイロンバッグとどっちにしようか悩んだのですが)
丸缶に入っているのは「浮き星」という金平糖に似たお菓子。あとは黒豆きなこ飴。
ところで会場内のショップで5000円以上購入したら展覧会の招待券を貰ったのですが、先に知っていれば買い物してから招待券で見る事が出来たのにーーーーー
加山又造展、日本橋三越では今月6日までですが、その後全国巡回があります。
2017年2月22日(水)~3月6日(月)日本橋高島屋
2017年4月8日(土)~6月4日(日)瀬戸内市立美術館
2017年7月8日(土)~8月27日(日)新潟県立近代美術館
2017年8月30日(水)~9月11日(月)髙島屋横浜店
2017年9月13日(水)~9月25日(月)髙島屋大阪店
2017年10月4日(水)~10月16日(月)髙島屋京都店
日々すり減っていく脳細胞の代わりに記録しておく備忘録的なお出掛けetc日記
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