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自宅でジビエ料理 [その他]

まだまだ寒い日が続くとは言え、季節的にはすっかり春。
一歩外へ出れば寒緋桜や沈丁花、梅の花が満開で眼や鼻にとって至福な季節なのですが、同時にスギ花粉も本格的に飛散するので眼や鼻にとって地獄の季節でもあります…[たらーっ(汗)]


さて、タイトルの話。
ジビエ料理と書きましたが、実際はそれほど洒落たものではなく牡丹鍋です。
ここ最近ジビエ料理が密かなブームなんだそうですが、外食してまで食べたい程ではないにしても一度位は食べてみたい(子供の頃に叔父が狩猟で捕ったコジュケイの肉とか、スズメ焼きは食べた事ありますが…)
ならば自分で肉買って料理すればいいんじゃない?ということで、ジビエ初心者にも食べやすそうな鹿肉、雉肉、猪肉当たりで探し、お値段と在庫の関係で無難に切り落としの猪肉を購入(ウサギも美味しいらしいけれど、あれは1羽買いになってしまうのでビジュアル的に…)。

牡丹鍋用の味噌とセット購入したので昨日早速牡丹鍋にして戴いたのですが、クセも臭みも全く無く、豚肉よりは少しだけ堅い。だけど味は豚肉よりもしっかりしていて脂身も甘味があって結構美味しかったです。
親も「脂身のところが甘くて美味しい」と大絶賛でした。私が脂身苦手で切り落としの赤身肉で買ったので、それほど脂身は付いていない肉だったんですけれどね。



都心で牡丹鍋を食べようと思ったらやはり有名どころは両国にある「山くじら すき焼 ももんじや」でしょうか。
ここでは猪だけではなく鹿や熊の肉も食べる事が出来るらしいのですが、メインは店名にもある「山くじら」つまり猪。


山くじら.jpg
歌川広重の「名所江戸百景」の1枚「びくにはし雪中」にも「山くじら」の看板が描かれていますが、モデルになっている場所「比丘尼橋」があったのは両国ではなく(現在の)銀座一丁目付近。
当時この比丘尼橋のたもとで「山くじら」の看板を掲げていたのは「尾張屋」という店だったそうですが、江戸には他にも十数軒のももんじ屋(猪や熊、鹿肉などを食べさせてくれる店の通称)があったそうです。
現代では京都の丹波などで捕った猪肉などをお店で出しているそうですが、当時の流通状況を考えたらそれほど遠いところから生肉を運んで来たとは考えにくい。
江戸時代にはこの近くでも猪、鹿、熊が捕れたんでしょうか(※)
 (※)調べてみたら甲州街道付近で捕れた獣類が持ち込まれていたそうです。


余談ですが広重の描いた「山くじら」の尾張屋。昭和初期頃まで「牛鳥西洋料理尾張屋バー」として同じ場所で営業していたようです。



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