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岡田美術館の庭園は庭園というより軽くアスレチック並みでした [美術館]

箱根に行っていた両親が帰って来ました。
久しぶりの夫婦揃っての旅行ですっかりテンション上がりまくりの2人。
宿泊先は箱根湯本駅前の湯本富士屋ホテルだったのですが、予約時に”母が足が悪いので移動に便利の良い部屋”をお願いしておいたところ、エレベーター近くの見晴らしの良い部屋を用意してくれており、お風呂も大変良かったと大満足して帰って来ました。

母は6年前に脊椎の圧迫骨折、3年前に眼瞼型の重症筋無力症を発症して以来、体力に自信を無くしてしまい、昔は出掛ける事が大好きだったのにすっかり家に籠りがちな状態が暫く続いていたのですが、今回の旅行で「もう大丈夫」と自信を付けたらしく、またこれからもちょくちょく出掛けたいと言っておりました。
来年もリゾートパスポートが発売されたらまた買っておこう。



両親は岡田美術館には行かなかった様です。庭園がステキな美術館というのをTVで見たらしく、行きたがってはいましたが、あの庭園は…年寄りにはかなりハードル高い[あせあせ(飛び散る汗)]

ツートンカラーになるほど浸かり込んだ足湯パワーで疲労困憊した足が(一時的に)回復したので庭園へヽ(・∀・)ノ[ぴかぴか(新しい)]


庭園に入るには別料金で300円が必要です。
庭園入園料はカフェ開化亭に声を掛けて入園料を払うのですが、正直払わずに入ってもバレなさそうな造りになっています[たらーっ(汗)](私たちはもちろんしっかり払ってから入りましたが)
しかしそんな造りになってるにも拘らず、他の庭園散策者はゼロ。

何故ならいきなり庭園への道が
岡田庭園1.jpg
こんな感じで軽く大腿筋を酷使しなければならない状態から始まるからかと思われます。



庭園の様子の続きは↓からどうぞ


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庭園の入口付近から美術館方向を写した1枚
岡田庭園2.jpg
下側に見える建物は開化亭。庭園入口で既に開化亭の屋根が見える程の段差があります。


岡田庭園6.jpg
岡田庭園4.jpg
庭園内は小さな滝&川、東屋があるくらい。

白っぽい花と黄色い花がやたら沢山咲いています。
岡田庭園3.jpg


白っぽいのはシャガ
岡田庭園5.jpg

黄色いのは何の花なのか2人して判らなかったのですが、後ほど富士屋ホテルで「山吹」であることが判明。
岡田庭園7.jpg


東屋の先は程なくして行き止まりになっていたので、あっと言う間に見回ってしまいました。
 
 妹「…何かさぁ…これで300円は高いね」
 私「PCサイトのマップで見た時はもっと広いかと思っていたんだけど…案外狭いね」

で、庭園入口へ戻ろうとした時、来る時通らなかった道の先に「渓流散策コース」の立て看板、そして階段があるのを発見しました。
岡田庭園9.jpg

 私「まだ上があったんだ…」
 妹「どうする?登るの?」
 私「300円払った分は楽しまなくっちゃ。足湯パワーが効いている内にw」

岡田庭園8.jpg
途中まではきちんと整備された階段なのですが、徐々に石がゴロゴロ置いてあるところを登るコースになってきます。

何処まで登るのかと思った頃に小さな橋が見えてきました。
岡田庭園10.jpg
まっすぐ行く方に「←順路」と案内看板がありますが、橋の方は「回り道」と書いてあります。回り道って、大抵遠回りなイメージがあるんだけど果たしてどっちに進めば良いのか??

先の道がどう繋がっているのか先発で様子を見に行った妹が橋の上で手招きしました。

橋の上に行ってみると湧き水が流れる小さな渓流が。
岡田庭園11.jpg
妹「ちょっと今ようやく300円払った価値があるって思ったかも…w」


橋を渡って更に階段を上がり、ようやく庭園の一番高い場所に着きました。
岡田庭園12.jpg
何故か鉄格子に囲われた恵比寿様が祀ってあります。比較的新しい造りなので、美術館がオープンした2013年に奉安されたものでしょう。
恵比寿様が安置されている場所の奥からも水が涌いているらしく、こぽこぽと水の音がしていました。


恵比寿様の前は少し広めのエリア。
岡田庭園13.jpg
向かって左側は通って来た回り道コース。右は「順路」と看板が出ていた方角です。
帰りは本来の順路コースを辿って降りたのですが、物凄い段差がある置き石の上を飛び降りながら進まないといけないアスレチックの様なルートになっていました…[あせあせ(飛び散る汗)]
…回り道の方が正解だったのね(;´Д`)


庭園を作るためにこれだけの石を積み上げた訳でもなさそうなので、もともとここにあった石を利用して作ったのでしょう。
殆どが自然石でしたが、中には大分古い時期に人の手で加工された様な石などもありました。
岡田美術館は明治時代に外国人専用のホテル「開化亭」の跡地に作った美術館なので(カフェの店名はこの名前から取っています)、ホテル開化亭の時の何処かの加工石かな?とも思いましたが真相は不明。
開化亭についてはネットで探してみてもいつ頃閉館したのかなど、情報がさっぱり判らない上に当時の写真も無い様なのです。


1961年(昭和36年)の航空写真を見る限りでは、岡田美術館が建った場所はただの雑木林の様にも見えますが、現庭園付近に何か建物があるようにも見えます。(※クリックで拡大)
1961年頃.jpg
「地図・空中写真閲覧サービス」(国土地理院) を元にそらそら作成

この建物が開化亭かどうかは不明ですが、右隣の出来て間もない箱根ホテル小涌園(1959年竣工)と比べると相当小さい建物なのでちょっとホテルとは考えにくい。
(※現在のカフェ開化亭は昭和初期の日本家屋を改装した建物とありましたので、現開化亭の建物である可能性もあります。建っている位置は少し違っていますが)
多分この頃ホテル開化亭は既に閉館しており、岡田美術館が出来るまでは広大な雑木林状態で長い間おかれていたのでしょう。

2012年12月頃の同じ付近の航空写真(※クリックで拡大)
2012年頃.jpg
「地図・空中写真閲覧サービス」(国土地理院)を元にそらそら作成

岡田美術館はまだ建築途中ですが、航空写真にはしっかり載っています。
箱根ホテル小涌園も随分増床されていますね。来年1月で閉館してしまうのはちょっと勿体ないなぁ。



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