箱根2017初夏姉妹旅:宿泊先【宮ノ下温泉富士屋ホテル 花御殿】 [旅行]
だいぶ疲れてはいたけれど熱出す事も寝込む事も無く迎えられた今週末。
でも特に何処にも出掛けずでした。
(…いや、某艦隊育成系オンラインゲームがイベント中だったので、とっとと終わらせたかったからなんですが。でもまだ全体の4/5しか終わっていない)
さて今回の箱根旅行の目的、富士屋ホテルです。
レトロ建築は大好物なのですが、登録有形文化財にも指定されているレトロなホテルに泊まれるなんて、何と言う至福…
今回は「花御殿・西洋館・本館デラックスツイン(32〜41平米)」というプランで取っていたので、当日チェックインするまでどの館に泊まる事になるのか判らないプラン。
荷物を預けて事前チェックインを済ませた際に「本日は花御殿の159号室ちょうじのお部屋をご用意させて頂きました」と泊まる館の案内がありました。
花御殿が良いなぁ、と思っていたから嬉しい反面、階数は159号室ってことは1階かぁ…。確か1階って結構カビくさかったとかいう口コミも無かったっけ…?(;´∀`)
一抹の不安を抱えつつも岡田美術館を見終わってホテルへ正式にチェックイン。
チェックインカウンターは何処の館に泊まる場合でも本館で行います。西洋館、花御殿、フォレスト館は全て本館から一続きになっている造り。
フロントからは案内のお嬢さんが部屋へ案内してくれました。館内が入り組んでいるので結構迷ってしまう人も多いんだそうです。
案内されたのは花御殿の中でも一番奥の角部屋
159号室「ちょーじ(丁字)」と書いてあります。
花御殿はその名の通り部屋にそれぞれ花の名前が付けられており、入口や内装にはその花のデザインをあしらわれています。
入口の花の絵は昭和初期に活躍した日本画家「三井萬里」によるもの。
避難経路を確認する為の配置図を見ると、ちょうじは一番奥の角部屋ではありますがどの部屋にも接していない部屋である事が判ります。
隣部屋と接している位置の部屋は壁に扉がある造りらしく(今は開ける事は出来なくなっているようですが、竣工当初はグループで部屋が別れた時にコネクト出来る様に作られていた模様)結構隣室の音が響く、という口コミもあったので、ここは良い位置にある部屋みたいです。
(※実際当日はGW真っ最中と言う事もありほぼ満室状態でしたが、向かいの部屋から1~2回ほどドアの開け閉め音がした以外は全く静かでした。)
花御殿は4階にある4室以外は全てデラックスツインなので部屋は結構広め。
写真だとちょっと判りにくいですが、ちょうじがデザインされたカーペットが敷かれています(部屋によっては普通のカーペットになってしまっているようです)
室内は全て禁煙なのですが、全室禁煙になったのは割と最近の事なので壁紙に染み付いたかつてのタバコの臭いとかはうっすら残っているんですよね(;´∀`)
あと古い建物の独特の匂いがします。これはクラシックホテルならでは、なので私はすぐに割り切りましたが、妹は「ちょっとイヤだ、この匂い~」と最後まで嘆いていました
花御殿の全体見取り図(クリックで拡大)
こうしてみると159号室があるフロアーは本当は2階であることが判ります。
(竣工当初は1F~5Fだったみたいです。何故1階部分をB1F扱いにしたのかは不明ですが)
(※エステサロンがあるフロアーはB2Fになるので正確には6層からなる建物であり、159号室は3階部分になるようです)
花御殿は昭和11年に竣工した建築物。
富士屋ホテルには全部で7棟の登録有形文化財となっている建築物(アイリー、本館、西洋館1、2号館、食堂棟、花御殿、菊華荘)があるのですが、花御殿はその中では一番新しい建物です。
壁にはカシオアートによるちょうじデザインの額装が。
ルームキーに付いているキーホルダーにもお揃いでカシオアートによるちょうじ。
このルームキーは2013年に花御殿建立77周年を記念してリニューアルされたもので4代目のルームキーになるそうです。
結構大きなキーホルダーなのですが、1~3代目のキーホルダーは更に大きいものだったみたい。
お茶飲みつつくつろぐ妹(笑)
窓の奥に見える鳥居と献灯は隣り合った位置に建てられている熊野神社。神社参拝者から丸見えの部屋位置でした(;´∀`)
…うーん、この後は夕飯前までホテル探索するからいっか。
バスルーム
タイルのデザインもちょうじ(このタイルも部屋によっては普通のタイルになっているそう。古い物なので破損してしまったのでしょうか)
富士屋ホテルの客室は全室とも温泉が引かれています。
ただ温泉が出てくるまで10分ほど捨て湯をしなければいけないのがちょっと不便。
大きめのお風呂の方に行ったので、部屋のお風呂は使いませんでした(妹は朝風呂で入っていましたが)。
洗面所
大きな窓が付いています。
窓は横にあるラッチ錠を外し、ハンドルをぐるぐる回せば開けられるのですが、すぐ外に熊野神社の参拝者がいるし、虫も入ってきそうなので開けませんでした。
アメニティ類
流石に老舗ホテル。結構質の良いアメニティが揃っています。
コットンセットの後ろにあるのはヘアバンドとヘアゴムのセット。
ヘアゴムが置いてあるホテルはよくありますが、ヘアバンドまでセットになっているアメニティ見たのは初めて。
シャンプーは富士屋ホテルオリジナルのもので、妹が「すっごく髪がさらさらになるよ」と言っていました。
トイレ
まぁイマドキのもの。水回り系統は新しく改修されていますが、4階のスタンダードツインルームではレトロな造りのトイレもあるみたいです(もっともこれは7年前の情報なので、今は新しいトイレになっているのかもしれませんが)
やたらと広いウォークインクローゼット
花御殿竣工当時は富士屋ホテルは外国人専用のホテルだったそうですから、長期滞在する人はどうしても荷物が多くなってしまうためこんな広いクローゼットにしたとのこと。
クローゼット内…結構なカビ臭がしました
隣のバスルームから湿気が来てしまうんでしょうね。
古い造りなのでバスルームには換気扇とか換気システムとか付いていないので…。
クローゼットの壁に消臭剤が下がっていたのでスプレーしてみましたが、染み付いてしまった匂いには一時しのぎにしかなりませんでした。
クローゼットのドアノブと鍵穴
ドアノブも鍵穴も素晴らしくレトロです。
まぁクローゼットは閉めておけばカビ臭しないしいっか。
この後は夕飯の時間まで小一時間程ホテルの庭園と館内を見学して廻りました。
極めて個人的な評価
【サービス】 ★★★★★(流石は老舗ホテルの貫禄)
【交通】 ★★★☆(バスなら近くの停留所まで来るので★4つ。登山鉄道だと駅から凄い坂が…)
【部屋】 ★★★★(広いし天井高いです。匂いだけがちょっと★マイナス)
【浴場】 ★★★☆(女性用の大浴場"不老泉”はやや広め。男性用はだいぶ狭いみたいです)
【設備】 ★★★★☆(クラシックホテルなのだから文句言っちゃいかん。レトロ感満載ですよ)
【食事】 ★★★★(美味しいけれどコース料理にするととにかく時間かかります。あともう少しリーズナブルだったらいいんだけど…)
【アメニティ】★★★★☆(質、種類ともに問題無し!室内スリッパだけ使い回しなのがちと残念)
でも特に何処にも出掛けずでした。
(…いや、某艦隊育成系オンラインゲームがイベント中だったので、とっとと終わらせたかったからなんですが。でもまだ全体の4/5しか終わっていない)
さて今回の箱根旅行の目的、富士屋ホテルです。
レトロ建築は大好物なのですが、登録有形文化財にも指定されているレトロなホテルに泊まれるなんて、何と言う至福…
今回は「花御殿・西洋館・本館デラックスツイン(32〜41平米)」というプランで取っていたので、当日チェックインするまでどの館に泊まる事になるのか判らないプラン。
荷物を預けて事前チェックインを済ませた際に「本日は花御殿の159号室ちょうじのお部屋をご用意させて頂きました」と泊まる館の案内がありました。
花御殿が良いなぁ、と思っていたから嬉しい反面、階数は159号室ってことは1階かぁ…。確か1階って結構カビくさかったとかいう口コミも無かったっけ…?(;´∀`)
一抹の不安を抱えつつも岡田美術館を見終わってホテルへ正式にチェックイン。
チェックインカウンターは何処の館に泊まる場合でも本館で行います。西洋館、花御殿、フォレスト館は全て本館から一続きになっている造り。
フロントからは案内のお嬢さんが部屋へ案内してくれました。館内が入り組んでいるので結構迷ってしまう人も多いんだそうです。
案内されたのは花御殿の中でも一番奥の角部屋
159号室「ちょーじ(丁字)」と書いてあります。
花御殿はその名の通り部屋にそれぞれ花の名前が付けられており、入口や内装にはその花のデザインをあしらわれています。
入口の花の絵は昭和初期に活躍した日本画家「三井萬里」によるもの。
避難経路を確認する為の配置図を見ると、ちょうじは一番奥の角部屋ではありますがどの部屋にも接していない部屋である事が判ります。
隣部屋と接している位置の部屋は壁に扉がある造りらしく(今は開ける事は出来なくなっているようですが、竣工当初はグループで部屋が別れた時にコネクト出来る様に作られていた模様)結構隣室の音が響く、という口コミもあったので、ここは良い位置にある部屋みたいです。
(※実際当日はGW真っ最中と言う事もありほぼ満室状態でしたが、向かいの部屋から1~2回ほどドアの開け閉め音がした以外は全く静かでした。)
花御殿は4階にある4室以外は全てデラックスツインなので部屋は結構広め。
写真だとちょっと判りにくいですが、ちょうじがデザインされたカーペットが敷かれています(部屋によっては普通のカーペットになってしまっているようです)
室内は全て禁煙なのですが、全室禁煙になったのは割と最近の事なので壁紙に染み付いたかつてのタバコの臭いとかはうっすら残っているんですよね(;´∀`)
あと古い建物の独特の匂いがします。これはクラシックホテルならでは、なので私はすぐに割り切りましたが、妹は「ちょっとイヤだ、この匂い~」と最後まで嘆いていました
花御殿の全体見取り図(クリックで拡大)
(※エステサロンがあるフロアーはB2Fになるので正確には6層からなる建物であり、159号室は3階部分になるようです)
花御殿は昭和11年に竣工した建築物。
富士屋ホテルには全部で7棟の登録有形文化財となっている建築物(アイリー、本館、西洋館1、2号館、食堂棟、花御殿、菊華荘)があるのですが、花御殿はその中では一番新しい建物です。
壁にはカシオアートによるちょうじデザインの額装が。
ルームキーに付いているキーホルダーにもお揃いでカシオアートによるちょうじ。
このルームキーは2013年に花御殿建立77周年を記念してリニューアルされたもので4代目のルームキーになるそうです。
結構大きなキーホルダーなのですが、1~3代目のキーホルダーは更に大きいものだったみたい。
お茶飲みつつくつろぐ妹(笑)
窓の奥に見える鳥居と献灯は隣り合った位置に建てられている熊野神社。神社参拝者から丸見えの部屋位置でした(;´∀`)
…うーん、この後は夕飯前までホテル探索するからいっか。
バスルーム
タイルのデザインもちょうじ(このタイルも部屋によっては普通のタイルになっているそう。古い物なので破損してしまったのでしょうか)
富士屋ホテルの客室は全室とも温泉が引かれています。
ただ温泉が出てくるまで10分ほど捨て湯をしなければいけないのがちょっと不便。
大きめのお風呂の方に行ったので、部屋のお風呂は使いませんでした(妹は朝風呂で入っていましたが)。
洗面所
大きな窓が付いています。
窓は横にあるラッチ錠を外し、ハンドルをぐるぐる回せば開けられるのですが、すぐ外に熊野神社の参拝者がいるし、虫も入ってきそうなので開けませんでした。
アメニティ類
流石に老舗ホテル。結構質の良いアメニティが揃っています。
コットンセットの後ろにあるのはヘアバンドとヘアゴムのセット。
ヘアゴムが置いてあるホテルはよくありますが、ヘアバンドまでセットになっているアメニティ見たのは初めて。
シャンプーは富士屋ホテルオリジナルのもので、妹が「すっごく髪がさらさらになるよ」と言っていました。
トイレ
まぁイマドキのもの。水回り系統は新しく改修されていますが、4階のスタンダードツインルームではレトロな造りのトイレもあるみたいです(もっともこれは7年前の情報なので、今は新しいトイレになっているのかもしれませんが)
やたらと広いウォークインクローゼット
花御殿竣工当時は富士屋ホテルは外国人専用のホテルだったそうですから、長期滞在する人はどうしても荷物が多くなってしまうためこんな広いクローゼットにしたとのこと。
クローゼット内…結構なカビ臭がしました
隣のバスルームから湿気が来てしまうんでしょうね。
古い造りなのでバスルームには換気扇とか換気システムとか付いていないので…。
クローゼットの壁に消臭剤が下がっていたのでスプレーしてみましたが、染み付いてしまった匂いには一時しのぎにしかなりませんでした。
クローゼットのドアノブと鍵穴
ドアノブも鍵穴も素晴らしくレトロです。
まぁクローゼットは閉めておけばカビ臭しないしいっか。
この後は夕飯の時間まで小一時間程ホテルの庭園と館内を見学して廻りました。
極めて個人的な評価
【サービス】 ★★★★★(流石は老舗ホテルの貫禄)
【交通】 ★★★☆(バスなら近くの停留所まで来るので★4つ。登山鉄道だと駅から凄い坂が…)
【部屋】 ★★★★(広いし天井高いです。匂いだけがちょっと★マイナス)
【浴場】 ★★★☆(女性用の大浴場"不老泉”はやや広め。男性用はだいぶ狭いみたいです)
【設備】 ★★★★☆(クラシックホテルなのだから文句言っちゃいかん。レトロ感満載ですよ)
【食事】 ★★★★(美味しいけれどコース料理にするととにかく時間かかります。あともう少しリーズナブルだったらいいんだけど…)
【アメニティ】★★★★☆(質、種類ともに問題無し!室内スリッパだけ使い回しなのがちと残念)
日々すり減っていく脳細胞の代わりに記録しておく備忘録的なお出掛けetc日記
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