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上野公園ライトアップ&トーハクでフランス人間国宝展 [博物館]

箱根旅行記は一旦置いといて。

先週末の木曜日は仕事帰りに「フランス人間国宝展」を見に行ってきました。
フランス人間国宝展.jpg
ホントは先に国立科学博物館で「古代アンデス文明展」か、国立西洋美術館で「北斎とジャポニズム」を見に行こうかと思ったのですが、木曜日なのでどちらも夜間延長が無いんですよね。
連休中に出掛けても良かったのですが、上野公園だって絶対混むこと間違い無し[exclamation×2] やっぱり仕事帰りにちょっと寄って見るのが良いよね、と、木曜でも夜間延長でやっていた東京国立博物館「フランス人間国宝展」へ行く事にしたのでした。

東京国立博物館のパスポートも今月10日で期限切れちゃうし、今年はタイ展を見損ねていたからあと1回分特別展見る事が出来るしね。



写真多めなので続きは ↓ から。



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ぶっちゃけ正直なところを言っちゃえば、どうせトーハクに行くのなら「フランス人間国宝展」よりももう一度「運慶展」へ行きたかったのです。
でも旧タイプのパスポートでは特別展は各1回だけ、という縛りがあるので、もうパスポートでは運慶展は見れないし(今年の4月から新しくなった「メンバーズプレミアムパス」か「友の会」なら特別展各1回だけの縛りはないようです。しかし旧パスポートと比べると相当お値段上がってしまった…[たらーっ(汗)]


そんな訳で実はそれほど期待もせずに出掛けたのですが、上野公園に着いてみたら
上野1.jpg
噴水広場で何かイベントやっている…ヽ(・∀・)ノ

ライトアップされていてあちこちキレイーーー[ぴかぴか(新しい)]
上野2.jpg
上野3.jpg

ちょうど「創エネ・あかりパーク2017」が開催されていたのでした。
上野4.jpg
上野5.jpg

トーハク本館も運慶展モチーフでライトアップ。
上野6.jpg
上野7.jpg
これは日中来ていたら見る事が出来なかったからラッキー(*´ω`*)

フランス人間国宝展の会場である表慶館もライトアップしていました。
上野8.jpg

ロッカーに荷物を預けて会場内へ。
運慶展は混雑しているようでしたが、フランス人間国宝展の方はだいぶ空いています。
会場内は撮影禁止なので動画でも。


フランスにも人間国宝って制度があるんだねぇ、と思っていたら、日本の人間国宝(重要無形文化財保持者)に習って1994年にフランスの優れた伝統工芸技術を持つ人に与える称号「メートル・ダール(Maître d’Art)」を策定したんですって。

今回の展示ではメートル・ダール(Maître d’Art)の認定を受けている13名の作家と、まだ認定はされていないものの優れた作品を作り出している2名の作家によるおよそ200点の工芸作品を紹介したもので、日本では初めてのまとまったメートル・ダール(Maître d’Art)作品の展覧会になるそうで。


まず会場に入ると陶芸部門でのメートル・ダール(Maître d’Art)であるジャン・ジレル氏の曜変天目茶碗がずらりと並んでいて圧巻。
フランス人間国宝展1.jpg
(館内は撮影禁止なので画像は他サイトからの借り物です)


その奥にはクリスティアン・ボネ氏の鼈甲細工、セルジュ・アモルソ氏の革細工、ロラン・ダラスブ氏の金銀細工。
フランス人間国宝展2.jpg
表慶館は展示スペースは少なめなのですが、狭さを感じさせず、照明なども上手く組み合わせて、作品をより魅せる展示になっていました。


ちょっとこれ…期待していなかったけれど、なかなか凄い展覧会かも。
公式サイトももっと力入れて作れば良かったのに(;´Д`)


2階にはミシェル・ウルトー氏の小洒落た傘や、シルヴァン・ル・グエン氏の扇などが展示されていましたが、デザインが凄過ぎて実用品として考えたらちょっとどうなのよ、という作品もチラホラと(;´∀`)
フランス人間国宝展3.jpg
ウニっぽい扇子だなぁ、と思ったら、タイトルはまんま「ウニ」だった扇(苦笑)
こんな扇子で扇いだらざくざく顔に刺さりそう…(;´Д`)[たらーっ(汗)]


その他にも麦わら象嵌細工、壁紙、真鍮細工、折り布、銅版彫刻、紋章彫刻、エンボス加工(ゴフラージュ)、羽根細工、と日本ではあまり馴染みがないフランス伝統工芸作品が続き、一番最後はこの展覧会で最大の大きさの作品。

エマニュエル・バロワ氏のガラス細工「探求」
フランス人間国宝展4.jpg
乳白色の細長いガラス板を少しずつ捻る様にして立ててあり、観覧者が動きながら見るとガラス板のうねりがまるで動いているかの様に見える作品でした。


展覧会の作品もステキでしたが、1909年(明治42年)に片山東熊による設計で建てられた表慶館の館内の装飾も非常にステキです。
せめて作品が展示されていない館内の階段とかだけでも写真撮影OKとかにならないかなぁ、と思っていたのですが、中央ホールだけが撮影OKで後はやっぱり撮影NGだったようで残念[たらーっ(汗)]

ちょうど4年前に改修がほぼ終了して館内見学が出来る様になった表慶館を撮影した時の写真が残っていたので、その時に撮った写真でも載せておきます。
(スマホなので、あんまり画像良くないですが)

表慶館中央ホール部分
表慶館1.jpg
表慶館4.jpg

1階から2階へ上がるための階段ホール
表慶館2.jpg
表慶館3.jpg
スマホ写真では表慶館の素晴らしさが全く伝わらないのが残念です[あせあせ(飛び散る汗)]


残念と言えばフランス人間国宝展のミュージアムショップが図録とポストカードくらいだったのもちょっと残念でした。



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