去年話/フェリーチェ・ベアトの写真@DIC川村記念美術館 [美術館]
さて新年早々ですが、去年のうろちょろ話に戻ります。
11/18に成田山新勝寺に出掛けた後の話ですね。
そもそもこの日は1人でDIC川村記念美術館へ出掛ける予定にしていました。
ここの美術館、私に取ってはあまり食指が動かない現代美術作品が多いのと、家から地味に遠いので滅多な事が無いと行かない美術館だったりします。
たまに用事があって美術館がある佐倉方面へ出掛ける時にだけ、ついでに美術館まで足を伸ばし数少ない日本画や西洋画の展示を見たり、庭園を散策したり。
最近は佐倉方面へ出掛ける用事もめっきり無くなり、すっかりDIC川村記念美術館とはご無沙汰状態になっておりました。
で、大分久しぶりに出掛けようかと思った滅多な理由。
たまたま美術館のサイトで見てしまった「日本画作品の公開終了と展示室の改修について」なるお知らせ。
何でも現代美術作品の拾集に力を入れるべく、所有している日本画を全てよそへ譲渡してしまうとのこと。しかも既に長谷川等伯《烏鷺図屏風》については譲渡が完了していると…
おぉぉーーー∑(゚Д゚|||)!!
何て勿体ない事してくれとんじゃーー!! DIC川村記念美術館!!
2013年にバーネット・ニューマン作の「アンナの光」を103億円で海外に譲渡した時は正直どうでもいいや、と言う感じだったのですが、まさか所有する日本画作品全てまで譲渡してしまうとは…
所有する日本画の公開は2017年12/3までとの事だったので、ついでに企画展「フェリーチェ・ベアトの写真」展も見て来ようかと思った次第。
のんびりと1人で美術館を楽しんで来る予定だったのですが、成田山のうろちょろ記で書いた様に家族4人で揃って出掛けることになったのでした。
成田山から美術館まで行くのにナビが遠回りするルートを教えてくれたりしたため、美術館へは14時頃に到着
のんびり見ようと思っていたのに時間がーーー
ここの美術館には約3万坪と非常に広い庭園があるのですが、暫く来ないうちに池とかが綺麗に整備され、すっかり様変わりしておりました。
以前はこんなに広い池は無かったのになー。
池の端の方ではコブハクチョウがお休み中。
以前はコクチョウが2匹ほど飼われていたのですが、今はいなくなってしまったようです。
時間があって天気も良ければ庭園散策していたのですが、時間が無い上に生憎の雨模様
庭園散策を諦めてさっさと美術館へ入り、まずは「フェリーチェ・ベアトの写真」展を鑑賞します。
何故か「ネギ売りの写真」推しな今回の企画展(;´∀`)
フェリーチェ・ベアト(1832~1909)は幕末から明治初期にかけて横浜で写真事業を展開。
滞在中に市井の人々の暮らしや風景などを撮影した作品が展示されておりました。
YouTubeでは撮影作品について「実際にその職業に就いている人を写したものが多い」と説明されていましたが、人物写真に関しては同じモデルを使って撮影されていた作品が何枚かあったので、おそらく外国人向けの土産用ポストカードとしてスタジオ内のセットで「らしく」撮影された作品もあったのではないかと。
風景写真に関してもおそらくポストカード用として撮影されたのではないかと思いますが、こちらは実際の風景が撮影されているのでリアルな幕末~明治初期頃の町並みを知る事が出来ます。
特に愛宕山から撮影された江戸の町のパノラマ写真は圧巻でした。
当時はこれらのモノクロ写真に手彩色を施し土産用ポストカードとして販売していたようですが、状態の良い手彩色の写真は今見ても、さっき撮影されたばかりなのではないかと思う程リアルな仕上がりになっています。
企画展を見た後は日本画を見て、茶席でお茶でも…、と思っていたのですが、帰途を急ぎたいせっかちな父にせかされてしまい、結局1時間ほどしか美術館に滞在できませんでしたつД`)・゚゚・*:.。
(古写真は父的にもツボだったようで若干時間かけて見る事は出来ましたが、その他の展示エリアはもうダメ)
もうちょいゆっくり最後の日本画展示を堪能したかった…
…だから一人でゆっくり来たかったのにーー
父とは二度と美術館巡りはすまい、と決意したのでした
11/18に成田山新勝寺に出掛けた後の話ですね。
そもそもこの日は1人でDIC川村記念美術館へ出掛ける予定にしていました。
ここの美術館、私に取ってはあまり食指が動かない現代美術作品が多いのと、家から地味に遠いので滅多な事が無いと行かない美術館だったりします。
たまに用事があって美術館がある佐倉方面へ出掛ける時にだけ、ついでに美術館まで足を伸ばし数少ない日本画や西洋画の展示を見たり、庭園を散策したり。
最近は佐倉方面へ出掛ける用事もめっきり無くなり、すっかりDIC川村記念美術館とはご無沙汰状態になっておりました。
で、大分久しぶりに出掛けようかと思った滅多な理由。
たまたま美術館のサイトで見てしまった「日本画作品の公開終了と展示室の改修について」なるお知らせ。
何でも現代美術作品の拾集に力を入れるべく、所有している日本画を全てよそへ譲渡してしまうとのこと。しかも既に長谷川等伯《烏鷺図屏風》については譲渡が完了していると…
おぉぉーーー∑(゚Д゚|||)!!
何て勿体ない事してくれとんじゃーー!! DIC川村記念美術館!!
2013年にバーネット・ニューマン作の「アンナの光」を103億円で海外に譲渡した時は正直どうでもいいや、と言う感じだったのですが、まさか所有する日本画作品全てまで譲渡してしまうとは…
所有する日本画の公開は2017年12/3までとの事だったので、ついでに企画展「フェリーチェ・ベアトの写真」展も見て来ようかと思った次第。
のんびりと1人で美術館を楽しんで来る予定だったのですが、成田山のうろちょろ記で書いた様に家族4人で揃って出掛けることになったのでした。
成田山から美術館まで行くのにナビが遠回りするルートを教えてくれたりしたため、美術館へは14時頃に到着
のんびり見ようと思っていたのに時間がーーー
ここの美術館には約3万坪と非常に広い庭園があるのですが、暫く来ないうちに池とかが綺麗に整備され、すっかり様変わりしておりました。
以前はこんなに広い池は無かったのになー。
池の端の方ではコブハクチョウがお休み中。
以前はコクチョウが2匹ほど飼われていたのですが、今はいなくなってしまったようです。
時間があって天気も良ければ庭園散策していたのですが、時間が無い上に生憎の雨模様
庭園散策を諦めてさっさと美術館へ入り、まずは「フェリーチェ・ベアトの写真」展を鑑賞します。
何故か「ネギ売りの写真」推しな今回の企画展(;´∀`)
フェリーチェ・ベアト(1832~1909)は幕末から明治初期にかけて横浜で写真事業を展開。
滞在中に市井の人々の暮らしや風景などを撮影した作品が展示されておりました。
YouTubeでは撮影作品について「実際にその職業に就いている人を写したものが多い」と説明されていましたが、人物写真に関しては同じモデルを使って撮影されていた作品が何枚かあったので、おそらく外国人向けの土産用ポストカードとしてスタジオ内のセットで「らしく」撮影された作品もあったのではないかと。
風景写真に関してもおそらくポストカード用として撮影されたのではないかと思いますが、こちらは実際の風景が撮影されているのでリアルな幕末~明治初期頃の町並みを知る事が出来ます。
特に愛宕山から撮影された江戸の町のパノラマ写真は圧巻でした。
当時はこれらのモノクロ写真に手彩色を施し土産用ポストカードとして販売していたようですが、状態の良い手彩色の写真は今見ても、さっき撮影されたばかりなのではないかと思う程リアルな仕上がりになっています。
企画展を見た後は日本画を見て、茶席でお茶でも…、と思っていたのですが、帰途を急ぎたいせっかちな父にせかされてしまい、結局1時間ほどしか美術館に滞在できませんでしたつД`)・゚゚・*:.。
(古写真は父的にもツボだったようで若干時間かけて見る事は出来ましたが、その他の展示エリアはもうダメ)
もうちょいゆっくり最後の日本画展示を堪能したかった…
…だから一人でゆっくり来たかったのにーー
父とは二度と美術館巡りはすまい、と決意したのでした
日々すり減っていく脳細胞の代わりに記録しておく備忘録的なお出掛けetc日記
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明けましておめでとうございます。
今年も相変わらずよろしくお願い致します。
by ネオ・アッキー (2018-01-03 08:52)
綺麗に整備された池とかを得るために、
長谷川等伯を譲渡したのかしら(@_@;)
一緒にコクチョウ2羽も・・・庭か(゚ロ゚;)
視聴すると、ネギ売りより素敵な写真が
あるのに・・・ツボったのかしら^_^;
説明の「多い」に込められていた含意を
見抜いてしまったのは流石ですね(^^)
東大ブランドのアミノ酸サブリの効用?
ネタを提供してくれるいいお父様^_^;
by middrinn (2018-01-03 11:11)
↑のコメントですが、
東大ブランドのアミノ酸サブリ「は不要ですね(^^)」
と書くべきだったのに、失礼しましたm(__)m
by middrinn (2018-01-03 11:53)
>>ネオ・アッキー様
明けましておめでとうございます。
旧年度は拙ブログにお越しいただきまして有り難うございました(*´ω`*)
今年もネオ・アッキーさんのブログ記事、楽しみにしておりますw
by そらそら (2018-01-03 13:01)
>>middrinn様
池の整備は既に何年か前に終わっているので、池整備代…ではなさそうです。
現代美術作品を中心にコレクションを充実させる為の足しにされてしまったようなのですが、重要文化財でもあった長谷川等伯《烏鷺図屏風》は川村コレクションの記念すべき第1号でもあった作品だったはず。
譲渡せずに残しておいて欲しかったですねぇ…。
コクチョウは既に10年以上前の話ですので、多分寿命とかでいなくなったのではないかと思います。以前の庭園、写真の1枚でも撮っておけばよかったかな。
ネギ売りのアクリルキーホルダー、ウケを狙って買って来ようかと思っていたのに、父にせかされるもので買い損ねちゃいました(;´∀`)
by そらそら (2018-01-03 13:07)