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京都大報恩寺「快慶・定慶のみほとけ」展@東京国立博物館 [博物館]

風邪っぽいの、マヌカハニー舐めて今回も押し切りました(*゚∀゚)[ダッシュ(走り出すさま)]
ニュージーランドの大自然の恵み、有り難やーー[ぴかぴか(新しい)]
これから寒さも本格的になってくるので、マヌカハニーロゼンジを追加注文しておきました。これで今度の冬もほぼ大丈夫な、筈。ほぼ、ほぼほぼ(;´∀`)



光フレッツのポイントで東京国立博物館(トーハク)の年間パスポートを貰っていたのですが、特別展チケット1枚しか消費していないのに有効期限が近づいてきてしまいました。
トーハクの年パスは昨年3月発売分までは3900円で特別展が6回まで見る事が出来たのですが、4月発売分から値上がりして5000円になったのに特別展は4回までに[たらーっ(汗)]

旧パスポートを購入した際には「6回も特別展見られないかもしれないなー」なんて思っていたのですが、トーハクだけではなく京都、奈良、九州の特別展も見る事が出来たので、2年連続で6回分しっかり見倒すことができました(まぁ、トーハク以外でパスポート使って見た特別展は奈良博の快慶展だけではありますが)

なのに今回は何で1枚しか消費していなかったかというとーー
まず2月に「仁和寺と御室派のみほとけ」を見て1枚消費。
3月に「アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝」で1枚消費ね、と思っていたら常設展代だけで見る事が出来る特別展だったのでチケット不要。
4~5月に開催されていた特別展「名作誕生-つながる日本美術」は結局見なかったし、8月に「縄文展」を見に行った時はうっかりすっかりチケットを忘れて現金払って見たので、結局1枚しか減っていないということに(;´Д`)

残る3枚…これから「快慶・定慶のみほとけ」と「マルセル・デュシャンと日本美術」を見ても1枚余る(>_<)
旧パスポートみたいに他の国立博物館でも使えれば、京都国立博物館で特別展「京のかたな」展で使うのにーー[あせあせ(飛び散る汗)]


折角のチケットを紙切れにしちゃうのも勿体ないし、と考えた末、職場のN先輩(←仏像好き)を「快慶・定慶のみほとけ」展に誘ってみたら[わーい(嬉しい顔)][決定]とのことだったので、週末に仕事が終わってから一緒にトーハクへ。
(旧パスポートでは特別展観覧分は他の人に譲渡できなかったので、余っても一緒に見に行くというのが出来なかったのですが、新パスポートでは譲渡OKになりました。それだけはプラス要素かな)


前置きがめっきり長くなりましたが、そんな訳で先々週末(10/19)「快慶・定慶のみほとけ」展を見てきました。
快慶1.jpg

フライヤー、公開時期前↑後↓で何故かデザインが違う不思議( ゚Д゚)
快慶2.jpg



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18時30分前にトーハクに到着。
日が暮れるのがだいぶ早くなってきたので18時過ぎでも既に辺りは真っ暗。トーハクはライトアップされています。
N先輩はちょっとメガロフォビア(巨大物恐怖症)の気があるので、ライトアップされて暗闇に浮かび上がる本館と表慶館がちょっと怖い、とのたまいます。
平成館のロッカーが一杯かもしれないし、先に本館のロッカーに預けてから館内通って平成館へ向かいうことにしました(実際、平成館のロッカーはほぼ埋まっていました)
本館の階段ホールではちょうど弦楽三重奏のコンサートが開催中でした。
アーツカウンシル東京が主催する「まちなかコンサート」だったようです。
残念ながら聞いている時間はないので、そのまま平成館方面へ。


「快慶」は昨年4月に奈良国立博物館で特別展を見ています
奈良博の快慶展では快慶作品が盛りだくさんでしたが、今回は大報恩寺が所蔵している快慶と定慶、そして行快の御仏がメイン、ということで、いつもの特別展の半分のスペースです。
快慶3.jpg
規模は小さめですが、仕事帰りで疲労MAX寸前状態の時に観覧するにはこれくらいがちょうど良いかも。


展示エリアは大きく3つに分かれています。
 大報恩寺の歴史と寺宝が展示されている「大報恩寺の歴史と寺宝」

 快慶作の十大弟子像と行快作の釈迦如来坐像が展示されている「聖地の創出 ー釈迦信仰の隆盛」

 肥後定慶作の六観音菩薩像と地蔵菩薩立像が展示されている「六観音菩薩像と肥後定慶」


仏像はスペース的にだいぶ余裕を持って展示されており、しかもガラスケースにも入っていないので、かなり間近で360度ぐるりと見る事が出来ます。


ところで京都の大報恩寺って何処ら辺だっけ…?
快慶4.jpg
と言う私らにも判る様に、大報恩寺の位置から記してある出品目録(;´∀`)
快慶作の十大弟子の写真と名称まで載っています。

そっか、北野天満宮の近くにあるお寺なのね。
「大報恩寺」と言う名称ではピンと来なかったのですが「千本釈迦堂」という通称なら聞いた事があります。
本尊の「釈迦如来坐像」は快慶の弟子「行快」の手によるもので、今回の公開は寺外初公開になるのだそうです。
何れの像も鎌倉時代・13世紀に作られた古いものですが、保存状態は非常に良好。
快慶作の十大弟子立像は長年の間、信仰する信者や僧侶達に撫でられていたからなのか当時の彩色は剥落してしまっているのですが、僧衣の皺部分など手が当たりにくいところには細かい緻密な装飾がまだ残っていて、非常に見事です。
先輩と共に木像の廻りをぐるぐる回りながらじっくり拝観していきます。
仏像と言えば、人間の造形と比べるとだいぶ人間よりかけ離れたトンデモデザインで作られる事が多いのですが、十大弟子像は周囲を見渡せばこんな顔の人がいそう∑(゚Д゚|||)!! と思ってしまう程とにかくリアル。


館内は撮影禁止ですが、最後のエリアの肥後定慶作 六観音菩薩像の内、聖観音菩薩立像だけは撮影可でした。
聖観音2.jpg
聖観音3.jpg

10月30日(火)からの後期展示では光背を取り外しての展示となる様ですが、個人的には前期の光背有りの展示の方がステキだと思います(*´ω`*)
聖観音1.jpg
背後に写り込んだ光背の影とかね、もうステキ…(*´ω`*)[ぴかぴか(新しい)]



十分慶派の鎌倉彫刻群を堪能してから上野界隈でディナー[レストラン]
N先輩の希望で中華に決定しました。
過門香(カモンカ) 上野バンブーガーデン店で秋の彩り点心 6種盛合せ
点心実物.JPG
・チンゲン菜シュウマイ
・かに味噌フカヒレ小籠包
・キングサーモン海鮮シュウマイ
・山海のスープ入りシュウマイ
・丹波椎茸黒豚団子
・子羊の翡翠餃子

さっぱりと黒酢を付けて頂くスタイル。なかなか美味しかったです。

点心盛り合わせは外に出ていた看板メニューの写真と大体イメージ通りでしたが
点心サイト.jpg

デザート「秋のこぼれフルーツ 濃厚杏仁豆腐」はちょっとコレジャナイ感が…(;´Д`)
デザート実物.JPG
デザートサイト.jpg
まぁ味は美味しかったですが[たらーっ(汗)]



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middrinn

ディナーはN先輩の奢りかしら(^_^;) 十大弟子像、芸新10月号は
「快慶が弟子たちを率いて造立した」とし、目犍連と優波離は「快慶
自身の銘あり」としてて、大報恩寺の公式サイトも快慶と行快の銘が
一部の像に記されている云々としか書かれてなくて作者は曖昧(@_@)
上記「出品目録」は「快慶作」と割り切ってるのが気になります^_^;
by middrinn (2018-10-30 19:42) 

そらそら

いや、きっちり自分が食べた分だけ払う明瞭快慶…もとい会計(*´ω`*)
弟子や工房による慶派の作品だったとしても、作風が似ていれば取り敢えず「快慶」作かも?としている作品は多いみたいですね。
「伝 快慶作」とか表記したりして。
「巧匠アン阿弥陀仏」(アンの表記は梵字)と書かれてあればまず間違いなく快慶作とされているようですが、十大弟子についてはそこら辺どうなんでしょか。
by そらそら (2018-10-31 05:29) 

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