2019年夏 残り梅雨京都旅【3年越しの念願叶って長刀鉾へ】 [旅行]
長々と続いた梅雨シーズンから一転。一昨日も昨日も今日もすっかり猛暑な関東地方。
いよいよ梅雨明したのかしら、と調べてみたら、梅雨明け宣言は明日にお預けっぽいですね。
昨日は朝から暑い中、病院3カ所の梯子(総合診療科→眼科→歯科)ですっかりぐったりしておりました
恐竜博2019は今週末に出掛けることにしたので、先日出掛けて来た祇園祭(前祭)から早くも2週間経ってしまいましたが、今までで一番涼しかった京都うろちょろ記をば。
連休初日(7/13)、いつも通り始発に乗って東京駅へ。
連休初日とあって東京駅はいつも以上に混雑しているのですが、これ、この間のGW中日の時よりも混んでいるんじゃ…。
新幹線も指定席、グリーン席とも既に満席とのアナウンス( ゚Д゚)
最近エクスプレス予約のEX早特21(←6時台の「のぞみ」普通車指定席に結構安く乗れる)に競り負ける日々が続いていたので、今回は思い切ってEXグリーン早特で予約を入れていたのですが、確かにグリーン車も全部満席でした。
いつも通り9時ちょっと過ぎには京都駅に到着。
今回の宿泊先は京都駅からJRで1駅先の山科駅前なので、まずは山科駅へ向かいホテルに手荷物を預けてから地下鉄に乗り換え四条駅へ。
今回の旅行の目的「長刀鉾」へ向かいます。
祇園祭は前祭と後祭に分かれて開催されます。
前祭は7月14日〜16日までの3日間が宵山。17日が山鉾巡行。
祇園祭期間中は何処も混雑する四条通り近辺ですが、特に前祭の宵山の2日間(15、16日)は四条通り付近が歩行者天国になって夜店が出る事もあって尋常ではないくらい混雑するので、昨年は祇園祭を純粋に楽しみたいなと思い、祇園祭3回目にして初めて後祭に参加してみました。
で4回目の今年も後祭かなぁ、と思っていたのですが、あれ?ちょっと待てよ。
前祭でも日程的に考えると歩行者天国にならない宵山初日に行けるんじゃない?
とすれば、今まで一方通行でなかなか辿り着けず、見る事が叶わなかった山鉾も楽に見学出来るし、入手が無理そうで諦めていた一番人気の長刀鉾の粽も授与していただけるのでは…??Σ(・ω・/)/ と、考え、今年もやっぱり前祭に(苦笑)
調べてみると粽や授与品は山鉾により違ってきますが、早いところでは宵山前日の13日から始まる様です。
長刀鉾は13日10時から粽販売が開始とのこと。
荷物預けて四条駅に向かえばちょうど10時くらいだし、ちょうどいいかもヽ(・∀・)ノ
長刀鉾は四条駅の地下出口20番から出ればもうすぐ目の前にあるのですが、宵山の時期はここの出口は早々に封鎖されてしまいます。
3年前、初めて行った祇園祭の時は四条通が既に歩行者天国&一方通行で、すぐ傍に見えたのに辿り着けなかった長刀鉾…。
2年前に行った時は地下鉄20番出口封鎖と一方通行で行くのは早々に諦めていた長刀鉾(>_<)
今年こそは20番出口から楽勝で到着よーーヽ(>∀<)ノ
…と、20番出口から地上へ出た私の目に飛び込んで来たのは、長刀鉾の粽販売待ちと思われる長蛇の列でした
そりゃ、今日は土曜日ですし、多少の並びは覚悟していましたけれど、ここまで並ぶとは
先に歩けど歩けど見えて来ない列の最後尾(;´Д`) …え?これ、列の最後尾どこ??
結局、朝10時の時点で列最後尾は250m以上離れた1つ先の錦小路通りの奥まで伸びていました
地図にしてみたらこんな感じ(;´Д`)
一瞬、他の山鉾へ行こうかとも思いましたが、いやいや、それじゃ今回前祭にした意味が無い。
頑張って並ぶ事にしましたが、1週間きっちり働いて始発で出て来た体には地味にキツいスタートになりました(;´Д`)
おまけに途中で雨はパラついてくるし、後ろに並んだお婆様2人連れの傘の先が時々頭に刺さるし
徐々に列は進んで行きますが、歩道を通る人たちの邪魔になっているし、外国人が珍しがって行列写真に撮るしトホホ(;´∀`)なんか気まずい。
ようやく烏丸通と四条通の交差点まで来たら
長刀鉾は
もうじきです。
結局ここまで来るのに1時間ちょっとかかりました。
ねんがんの なぎなたほこのちまきを てにいれたぞ!
(自宅に帰ってからだと早々に母が玄関先に飾ってしまうので、今回はホテルに戻ってから撮影してみました。紙製の袴部分は自分で後で付ける様になっています。)
3年越しの念願の一番人気の粽ヽ(・∀・)ノ
山鉾巡行の順番は毎年くじ引きで決まるのですが、幾つかの山鉾は巡行での順番が決まっている「くじ取らず」になっており、中でも長刀鉾は一番先頭を行く「くじ取らず」の鉾なので、毎年早々に売り切れてしまうのです。
今年は令和になって初めて授与された長刀鉾の粽ということもあってか、大量に転売されているとして後日ネットニュースにもなっていたようですが(;´Д`)
ところで長刀鉾で粽や授与品を購入すると、会所の2階から長刀鉾に搭乗することが出来ます。
が、残念ながら長刀鉾に搭乗出来るのは男性のみ。女性は会所2階までしか上がれません。
まぁ、長刀鉾の会所にも懸想品の展示とかがあるから入りますけれど(屮゚Д゚)屮!!!!!!
そう言えば何処かの山鉾の見送りが、伊藤若冲の「旭日鳳凰(きょくじつほうおう)図」を元にしていたから、何処の山鉾だったか調べて見に行こうと思っていたの忘れていたなぁ、と思い出していたら
ここだったΣ(・ω・/)/
若冲生誕300年の2016年に新調された見送りなのでまだまだ綺麗。
精細な刺繍で若冲の描いた2羽の鳳凰が見事に再現されています。
長刀鉾は唯一人形ではない生き稚児が搭乗する鉾でもあります。
(綾傘鉾でも生身のお子さん達が生き稚児として参加しますが、綾傘鉾は傘部のみが取り付けられた鉾なので、人は搭乗しません)
会所内には他にも歴代の稚児写真や、稚児衣装の展示
延宝3年(1676) 和泉守藤原来金道作の旧鉾頭
(現在の鉾頭は昭和56年(1981)に作られた模造刀が使用されています)
緞通織りの古い胴掛などが展示されていました。
胴掛で一番気に入った絵柄はこの2匹の獅子が描かれた「玉取り唐獅子」
雌雄の獅子が戯れ合って遊んでいるうちに、毛が絡み合って玉となり、そこから仔獅子が生まれて来ると言う、子孫繁栄の吉祥図なんだそうです。可愛えぇ(*´ω`*)
これは鶏?それとも鳳凰??
そして搭乗出来ない長刀鉾 つД`)・゚゚・*:.。
懸想品は雨などで汚れない様にビニールがかかっていますが、ビニール越しに見ても見事な刺繍です。
屋根の上には鯱が。
他にも破風裏の部分などにも木像や化粧がされていたようなのですが、混雑もあって近くからゆっくり見る事叶わずでした
1日前の12日に行われる鉾建ての時には、タイミングが合えば懸想品で隠れてしまう鉾の内部も見る事ができるようです。
来年もまた行けるようなら、今度は12日の鉾建てから狙ってみようかなぁ(笑)
会所から出て、長刀鉾全体を撮ってみたいと思ったのですが、鉾が長過ぎ&人多過ぎでこんな感じが限界でした(>_<)
そう言えば去年の粽、長刀鉾でも返してOKか聞こうと思っていたのに聞き損ねた(>_<)
なんか他の山鉾で授与して頂いた粽でも返していいものか毎年悩むのですが(昨年は粽を購入した役行者山(えんのぎょうじゃやま)の会所に古い粽を納める箱があったのでそこへ入れました)確か昨年の粽の返却は四条通をまっすぐ進んだ先にある八坂神社と御旅所でもOKだった筈。
で、八坂神社までは流石にちょっと距離があるので、その手前にある八坂神社御旅所へ。
てっきり古い粽を納める箱が置いてあるだけかと思いきやお土産販売所のようになっていたので、本当にここで納めてもいいものかと思いましたが、聞いてみたら「こちらで大丈夫ですよ」と。
(でもよくよく確認したら、御旅所の右側に古い粽を納める様な箱がちゃんとあった模様(;´∀`))
再び烏丸通方面へ戻る途中でお昼ご飯を済ませ、次の山鉾を見学に。
既に13時近くになっていましたが、長刀鉾の粽購入の行列は朝より短くなっていたとは言え、まだまだ烏丸通まで伸びていました。
(何でも次の日14日の宵山初日では午前11時の時点で既に粽は売り切れだったそうです。並びましたが初日に手に入れる事が出来てよかったーー(;´Д`))
いよいよ梅雨明したのかしら、と調べてみたら、梅雨明け宣言は明日にお預けっぽいですね。
昨日は朝から暑い中、病院3カ所の梯子(総合診療科→眼科→歯科)ですっかりぐったりしておりました
恐竜博2019は今週末に出掛けることにしたので、先日出掛けて来た祇園祭(前祭)から早くも2週間経ってしまいましたが、今までで一番涼しかった京都うろちょろ記をば。
連休初日(7/13)、いつも通り始発に乗って東京駅へ。
連休初日とあって東京駅はいつも以上に混雑しているのですが、これ、この間のGW中日の時よりも混んでいるんじゃ…。
新幹線も指定席、グリーン席とも既に満席とのアナウンス( ゚Д゚)
最近エクスプレス予約のEX早特21(←6時台の「のぞみ」普通車指定席に結構安く乗れる)に競り負ける日々が続いていたので、今回は思い切ってEXグリーン早特で予約を入れていたのですが、確かにグリーン車も全部満席でした。
いつも通り9時ちょっと過ぎには京都駅に到着。
今回の宿泊先は京都駅からJRで1駅先の山科駅前なので、まずは山科駅へ向かいホテルに手荷物を預けてから地下鉄に乗り換え四条駅へ。
今回の旅行の目的「長刀鉾」へ向かいます。
祇園祭は前祭と後祭に分かれて開催されます。
前祭は7月14日〜16日までの3日間が宵山。17日が山鉾巡行。
祇園祭期間中は何処も混雑する四条通り近辺ですが、特に前祭の宵山の2日間(15、16日)は四条通り付近が歩行者天国になって夜店が出る事もあって尋常ではないくらい混雑するので、昨年は祇園祭を純粋に楽しみたいなと思い、祇園祭3回目にして初めて後祭に参加してみました。
で4回目の今年も後祭かなぁ、と思っていたのですが、あれ?ちょっと待てよ。
前祭でも日程的に考えると歩行者天国にならない宵山初日に行けるんじゃない?
とすれば、今まで一方通行でなかなか辿り着けず、見る事が叶わなかった山鉾も楽に見学出来るし、入手が無理そうで諦めていた一番人気の長刀鉾の粽も授与していただけるのでは…??Σ(・ω・/)/ と、考え、今年もやっぱり前祭に(苦笑)
調べてみると粽や授与品は山鉾により違ってきますが、早いところでは宵山前日の13日から始まる様です。
長刀鉾は13日10時から粽販売が開始とのこと。
荷物預けて四条駅に向かえばちょうど10時くらいだし、ちょうどいいかもヽ(・∀・)ノ
長刀鉾は四条駅の地下出口20番から出ればもうすぐ目の前にあるのですが、宵山の時期はここの出口は早々に封鎖されてしまいます。
3年前、初めて行った祇園祭の時は四条通が既に歩行者天国&一方通行で、すぐ傍に見えたのに辿り着けなかった長刀鉾…。
2年前に行った時は地下鉄20番出口封鎖と一方通行で行くのは早々に諦めていた長刀鉾(>_<)
今年こそは20番出口から楽勝で到着よーーヽ(>∀<)ノ
…と、20番出口から地上へ出た私の目に飛び込んで来たのは、長刀鉾の粽販売待ちと思われる長蛇の列でした
そりゃ、今日は土曜日ですし、多少の並びは覚悟していましたけれど、ここまで並ぶとは
先に歩けど歩けど見えて来ない列の最後尾(;´Д`) …え?これ、列の最後尾どこ??
結局、朝10時の時点で列最後尾は250m以上離れた1つ先の錦小路通りの奥まで伸びていました
地図にしてみたらこんな感じ(;´Д`)
一瞬、他の山鉾へ行こうかとも思いましたが、いやいや、それじゃ今回前祭にした意味が無い。
頑張って並ぶ事にしましたが、1週間きっちり働いて始発で出て来た体には地味にキツいスタートになりました(;´Д`)
おまけに途中で雨はパラついてくるし、後ろに並んだお婆様2人連れの傘の先が時々頭に刺さるし
徐々に列は進んで行きますが、歩道を通る人たちの邪魔になっているし、外国人が珍しがって行列写真に撮るしトホホ(;´∀`)なんか気まずい。
ようやく烏丸通と四条通の交差点まで来たら
長刀鉾は
もうじきです。
結局ここまで来るのに1時間ちょっとかかりました。
ねんがんの なぎなたほこのちまきを てにいれたぞ!
(自宅に帰ってからだと早々に母が玄関先に飾ってしまうので、今回はホテルに戻ってから撮影してみました。紙製の袴部分は自分で後で付ける様になっています。)
3年越しの念願の一番人気の粽ヽ(・∀・)ノ
山鉾巡行の順番は毎年くじ引きで決まるのですが、幾つかの山鉾は巡行での順番が決まっている「くじ取らず」になっており、中でも長刀鉾は一番先頭を行く「くじ取らず」の鉾なので、毎年早々に売り切れてしまうのです。
今年は令和になって初めて授与された長刀鉾の粽ということもあってか、大量に転売されているとして後日ネットニュースにもなっていたようですが(;´Д`)
ところで長刀鉾で粽や授与品を購入すると、会所の2階から長刀鉾に搭乗することが出来ます。
が、残念ながら長刀鉾に搭乗出来るのは男性のみ。女性は会所2階までしか上がれません。
まぁ、長刀鉾の会所にも懸想品の展示とかがあるから入りますけれど(屮゚Д゚)屮!!!!!!
そう言えば何処かの山鉾の見送りが、伊藤若冲の「旭日鳳凰(きょくじつほうおう)図」を元にしていたから、何処の山鉾だったか調べて見に行こうと思っていたの忘れていたなぁ、と思い出していたら
ここだったΣ(・ω・/)/
若冲生誕300年の2016年に新調された見送りなのでまだまだ綺麗。
精細な刺繍で若冲の描いた2羽の鳳凰が見事に再現されています。
長刀鉾は唯一人形ではない生き稚児が搭乗する鉾でもあります。
(綾傘鉾でも生身のお子さん達が生き稚児として参加しますが、綾傘鉾は傘部のみが取り付けられた鉾なので、人は搭乗しません)
会所内には他にも歴代の稚児写真や、稚児衣装の展示
延宝3年(1676) 和泉守藤原来金道作の旧鉾頭
(現在の鉾頭は昭和56年(1981)に作られた模造刀が使用されています)
緞通織りの古い胴掛などが展示されていました。
胴掛で一番気に入った絵柄はこの2匹の獅子が描かれた「玉取り唐獅子」
雌雄の獅子が戯れ合って遊んでいるうちに、毛が絡み合って玉となり、そこから仔獅子が生まれて来ると言う、子孫繁栄の吉祥図なんだそうです。可愛えぇ(*´ω`*)
これは鶏?それとも鳳凰??
そして搭乗出来ない長刀鉾 つД`)・゚゚・*:.。
懸想品は雨などで汚れない様にビニールがかかっていますが、ビニール越しに見ても見事な刺繍です。
屋根の上には鯱が。
他にも破風裏の部分などにも木像や化粧がされていたようなのですが、混雑もあって近くからゆっくり見る事叶わずでした
1日前の12日に行われる鉾建ての時には、タイミングが合えば懸想品で隠れてしまう鉾の内部も見る事ができるようです。
来年もまた行けるようなら、今度は12日の鉾建てから狙ってみようかなぁ(笑)
会所から出て、長刀鉾全体を撮ってみたいと思ったのですが、鉾が長過ぎ&人多過ぎでこんな感じが限界でした(>_<)
そう言えば去年の粽、長刀鉾でも返してOKか聞こうと思っていたのに聞き損ねた(>_<)
なんか他の山鉾で授与して頂いた粽でも返していいものか毎年悩むのですが(昨年は粽を購入した役行者山(えんのぎょうじゃやま)の会所に古い粽を納める箱があったのでそこへ入れました)確か昨年の粽の返却は四条通をまっすぐ進んだ先にある八坂神社と御旅所でもOKだった筈。
で、八坂神社までは流石にちょっと距離があるので、その手前にある八坂神社御旅所へ。
てっきり古い粽を納める箱が置いてあるだけかと思いきやお土産販売所のようになっていたので、本当にここで納めてもいいものかと思いましたが、聞いてみたら「こちらで大丈夫ですよ」と。
(でもよくよく確認したら、御旅所の右側に古い粽を納める様な箱がちゃんとあった模様(;´∀`))
再び烏丸通方面へ戻る途中でお昼ご飯を済ませ、次の山鉾を見学に。
既に13時近くになっていましたが、長刀鉾の粽購入の行列は朝より短くなっていたとは言え、まだまだ烏丸通まで伸びていました。
(何でも次の日14日の宵山初日では午前11時の時点で既に粽は売り切れだったそうです。並びましたが初日に手に入れる事が出来てよかったーー(;´Д`))
タグ:京都旅行
日々すり減っていく脳細胞の代わりに記録しておく備忘録的なお出掛けetc日記
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