2019年夏 残り梅雨京都旅:「木蘭(ムーラン)」を見に橋本関雪記念館へ [美術館]
今年もホテル雅叙園百段階段イベントとのタイアップで、雅叙園ファミリークラブカード提示すればすみだ水族館に無料で入れるのかしら、とちょっと期待していたのに無かった…(>_<)
すみだ水族館の年パス持っていれば、百段階段イベント「和のあかり×百段階段2019」には無料で入場出来るようでしたが。
昨日は仕事帰りに駆け込みで和のあかり展を見に行こうかな、とも思ったのですが、金ローで「天空の城ラピュタ」見たかったので、ちょこっとソラマチに買い物行ったくらいで早めに帰って来ました(苦笑)
しかしソラマチ、相変わらず隣大国からの旅行者多いわ(;´Д`)
銀閣寺の次に廻ったのは「白沙村荘(はくさそんそう)橋本関雪記念館」
急行100系統か32系統の市バスなら「銀閣寺前」バス停で降りればすぐ目の前。
日本画家である橋本関雪の旧邸宅兼アトリエがある一画に美術館があり、庭園やアトリエも見る事が出来ます。
銀閣寺からの帰りの参道で店内で作っている八つ橋のお店を見つけ、思わず買い込んでしまったので結構な手荷物状態になってしまったのですが、記念館入口の受付で預かってくれました。有り難や。
(もしかしたら銀閣寺に行くよりも先にこっちを見て回った方が良かったのかも(;´∀`))
続きは ↓ から
受付で入館料を払って奥へ進むと
ここは母屋だったのでしょうか。古い木造住宅が建っています。
残念ながら内部は非公開
玄関上にかかっている扁額に色々書かれています。
「東山」とあるので京都の地名なのかとも思いましたが、違う模様。
もしかしたら関雪が詠んだ詩歌なのかもしれませんが、詳細は不明(>_<)
石橋越しに見えるのは東門
芙蓉池越しに見える建物はアトリエとして使用されていた「存古楼(ぞんころう)」です。
中に入って分かったのですが、ここの庭園結構広い…Σ(・ω・/)/
総敷地面積は10,000㎡あり、その内の7,400㎡が池泉式庭園部分です。
住居やアトリエ以外にもあちこちに茶室や庵などの建物が点在しています。
(上の写真に写っているのは茶室の1つ「倚翠亭(いすいてい)」こちらの内部は普段非公開ですが、行った時は茶会の準備?が行われていました)
もともとここの敷地は浄土寺という寺院の領地でその後は水田となっていたようです。
大正初期(大正3年、あるいは5年とも)にこの一帯を橋本関雪が購入し、南禅寺金地院付近に仮住まいしながら自ら作庭や造成の指揮をしていたそうで。
関雪と言う人は日本画だけではなく、作庭や建築のセンスもあったらしく、この白沙山荘内の庭園やアトリエなどのデザインは全て関雪自身の手によるものなんだとか。
蓮越しに見えるのは茶室「如舫亭(にょほうてい)」
出掛けた時(7/14)はちょうど蓮が見頃で綺麗でした。
「存古楼(ぞんころう)」へ続く「夕佳門」
「存古楼(ぞんころう)」は内部に入って見学できるようだったのですが、入っていいのか内部撮影はOKなのかどうか分からなかったので外から見るだけにしておきました。
裏側から見た「存古楼(ぞんころう)」と「持仏堂」<左側>
持仏堂内には関雪自身が蒐集していた仏像コレクションの内、鎌倉時代の地蔵尊立像と迦楼羅王像が祀られているのだそうですが、残念なことにこちらも普段は非公開(>_<)
桔梗もちょうど見頃で綺麗(*´ω`*)
記念館方面に向かって歩いて行くと、沢山の羅漢像が
この羅漢像も関雪が蒐集していたものらしく、沢山の羅漢像が置かれていました。
関雪が蒐集し所有していた仏像は全部で197躯。現在その内何躯かは他に所有を移している様です。
当時所有していた仏像は「存古楼清秘録」として自費出版されたカタログ内で確認できます。
「存古楼清秘録」は出版数が少なかったらしく、白沙村荘橋本関雪記念館公式サイトの収蔵品紹介でも一部を見る事が出来ますが、国立国会図書館のデジタルコレクションでもVOL.1だけですが閲覧可能でした。
狛犬ならぬ狛羊?
そう言えば東京国立博物館内にも似た様な羊像があったな、と気になって調べてみたのですが、これは「石羊(せきよう)」というもので、本来は李氏朝鮮時代に王陵や墳墓を守護・鎮魂するため、陵墓の周囲に置かれた動物の内の一種とのこと。
庭園で見掛けた蝶
アカタテハかと思っていましたが、ツマグロヒョウモンの♀でした。
記念館入口
白沙村荘は関雪が昭和20年(1945)に61歳で亡くなる直前まで30年に渡って造営が行われており、展示棟建設の構想も関雪が存命の頃からあったそうですが、実際に記念館が建設されたのは5年前の2014年だそうです。
庭園は広かったのですが、記念館自体は展示室は2カ所に分かれているものの内部はそれほど広くなく、ゆっくり見ても小一時間もあれば全部見て回れる感じ。
DIC川村記念美術館が手放してしまった「木蘭(ムーラン)」を見に来たのですが、出掛けた時には「木蘭」ではなく、「琵琶行」が展示されていました。
因みに「琵琶行」もかつて川村記念美術館が所蔵していた作品です。何故売ったし
2階部分では企画展「水墨と陶芸の二人展(日本初公開)樊洲 (ファン ゾォウ) FAN ZHOU(水墨)× 夏沂汾 (シャーギフン) EVAN SHAW(エヴァン・シャウ)(陶芸)」が開催されていましたが、これはさくっと見る程度で。
今日から開催の企画展「ICOM KYOTO 2019開催記念展 白沙村荘館蔵名品選」では「木蘭」始め白沙村荘が所蔵する関雪作品が一同に展示されるそうですが…
再来週母と京都旅行予定があるので、行けそうなら行こうかなぁ…。母、庭園好きですし。
館内の撮影はNGですが、2階テラスからの眺望は撮影可能です。
東山三十六峰のうち、白沙村荘からは七山を望む事が出来るそうです。
向かって右側の一番高い山が大文字の「如意ヶ岳」
中心辺りが「月待山」 左側に「北白川山」ですかね。
記念館はお目当ての「木蘭」も見られず、ちょっと残念な感じでしたが、庭園は非常に見応えありました。
時刻はまだお昼前。さて次は何処へ行こうか、と悩んでいたら、京都国立博物館で何やら面白そうな企画展がやっているみたいだったので向かう事にしました。
すみだ水族館の年パス持っていれば、百段階段イベント「和のあかり×百段階段2019」には無料で入場出来るようでしたが。
昨日は仕事帰りに駆け込みで和のあかり展を見に行こうかな、とも思ったのですが、金ローで「天空の城ラピュタ」見たかったので、ちょこっとソラマチに買い物行ったくらいで早めに帰って来ました(苦笑)
しかしソラマチ、相変わらず隣大国からの旅行者多いわ(;´Д`)
銀閣寺の次に廻ったのは「白沙村荘(はくさそんそう)橋本関雪記念館」
急行100系統か32系統の市バスなら「銀閣寺前」バス停で降りればすぐ目の前。
日本画家である橋本関雪の旧邸宅兼アトリエがある一画に美術館があり、庭園やアトリエも見る事が出来ます。
銀閣寺からの帰りの参道で店内で作っている八つ橋のお店を見つけ、思わず買い込んでしまったので結構な手荷物状態になってしまったのですが、記念館入口の受付で預かってくれました。有り難や。
(もしかしたら銀閣寺に行くよりも先にこっちを見て回った方が良かったのかも(;´∀`))
続きは ↓ から
受付で入館料を払って奥へ進むと
ここは母屋だったのでしょうか。古い木造住宅が建っています。
残念ながら内部は非公開
玄関上にかかっている扁額に色々書かれています。
「東山」とあるので京都の地名なのかとも思いましたが、違う模様。
もしかしたら関雪が詠んだ詩歌なのかもしれませんが、詳細は不明(>_<)
石橋越しに見えるのは東門
芙蓉池越しに見える建物はアトリエとして使用されていた「存古楼(ぞんころう)」です。
中に入って分かったのですが、ここの庭園結構広い…Σ(・ω・/)/
総敷地面積は10,000㎡あり、その内の7,400㎡が池泉式庭園部分です。
住居やアトリエ以外にもあちこちに茶室や庵などの建物が点在しています。
(上の写真に写っているのは茶室の1つ「倚翠亭(いすいてい)」こちらの内部は普段非公開ですが、行った時は茶会の準備?が行われていました)
もともとここの敷地は浄土寺という寺院の領地でその後は水田となっていたようです。
大正初期(大正3年、あるいは5年とも)にこの一帯を橋本関雪が購入し、南禅寺金地院付近に仮住まいしながら自ら作庭や造成の指揮をしていたそうで。
関雪と言う人は日本画だけではなく、作庭や建築のセンスもあったらしく、この白沙山荘内の庭園やアトリエなどのデザインは全て関雪自身の手によるものなんだとか。
蓮越しに見えるのは茶室「如舫亭(にょほうてい)」
出掛けた時(7/14)はちょうど蓮が見頃で綺麗でした。
「存古楼(ぞんころう)」へ続く「夕佳門」
「存古楼(ぞんころう)」は内部に入って見学できるようだったのですが、入っていいのか内部撮影はOKなのかどうか分からなかったので外から見るだけにしておきました。
裏側から見た「存古楼(ぞんころう)」と「持仏堂」<左側>
持仏堂内には関雪自身が蒐集していた仏像コレクションの内、鎌倉時代の地蔵尊立像と迦楼羅王像が祀られているのだそうですが、残念なことにこちらも普段は非公開(>_<)
桔梗もちょうど見頃で綺麗(*´ω`*)
記念館方面に向かって歩いて行くと、沢山の羅漢像が
この羅漢像も関雪が蒐集していたものらしく、沢山の羅漢像が置かれていました。
関雪が蒐集し所有していた仏像は全部で197躯。現在その内何躯かは他に所有を移している様です。
当時所有していた仏像は「存古楼清秘録」として自費出版されたカタログ内で確認できます。
「存古楼清秘録」は出版数が少なかったらしく、白沙村荘橋本関雪記念館公式サイトの収蔵品紹介でも一部を見る事が出来ますが、国立国会図書館のデジタルコレクションでもVOL.1だけですが閲覧可能でした。
狛犬ならぬ狛羊?
そう言えば東京国立博物館内にも似た様な羊像があったな、と気になって調べてみたのですが、これは「石羊(せきよう)」というもので、本来は李氏朝鮮時代に王陵や墳墓を守護・鎮魂するため、陵墓の周囲に置かれた動物の内の一種とのこと。
庭園で見掛けた蝶
アカタテハかと思っていましたが、ツマグロヒョウモンの♀でした。
記念館入口
白沙村荘は関雪が昭和20年(1945)に61歳で亡くなる直前まで30年に渡って造営が行われており、展示棟建設の構想も関雪が存命の頃からあったそうですが、実際に記念館が建設されたのは5年前の2014年だそうです。
庭園は広かったのですが、記念館自体は展示室は2カ所に分かれているものの内部はそれほど広くなく、ゆっくり見ても小一時間もあれば全部見て回れる感じ。
DIC川村記念美術館が手放してしまった「木蘭(ムーラン)」を見に来たのですが、出掛けた時には「木蘭」ではなく、「琵琶行」が展示されていました。
因みに「琵琶行」もかつて川村記念美術館が所蔵していた作品です。何故売ったし
2階部分では企画展「水墨と陶芸の二人展(日本初公開)樊洲 (ファン ゾォウ) FAN ZHOU(水墨)× 夏沂汾 (シャーギフン) EVAN SHAW(エヴァン・シャウ)(陶芸)」が開催されていましたが、これはさくっと見る程度で。
今日から開催の企画展「ICOM KYOTO 2019開催記念展 白沙村荘館蔵名品選」では「木蘭」始め白沙村荘が所蔵する関雪作品が一同に展示されるそうですが…
再来週母と京都旅行予定があるので、行けそうなら行こうかなぁ…。母、庭園好きですし。
館内の撮影はNGですが、2階テラスからの眺望は撮影可能です。
東山三十六峰のうち、白沙村荘からは七山を望む事が出来るそうです。
向かって右側の一番高い山が大文字の「如意ヶ岳」
中心辺りが「月待山」 左側に「北白川山」ですかね。
記念館はお目当ての「木蘭」も見られず、ちょっと残念な感じでしたが、庭園は非常に見応えありました。
時刻はまだお昼前。さて次は何処へ行こうか、と悩んでいたら、京都国立博物館で何やら面白そうな企画展がやっているみたいだったので向かう事にしました。
日々すり減っていく脳細胞の代わりに記録しておく備忘録的なお出掛けetc日記
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