京都2016冬日帰り旅【大徳寺・聚光院】その2 [旅行]
年賀状を書いていたらいつの間にやらクリスマスも過ぎておりました…つ∀`)・゚゚
明後日までは仕事です。残り3日で自室の大掃除&障子張り&水回り系の掃除が終わるんだかどうだか…
聚光院は狩野松栄、永徳と狩野派の作品ばかりがあるのかと思っていましたが、方丈最後の大書院の襖画だけは雲谷派によるものではないか、とのことでした。
しかしこの襖画、どうも別の場所の襖画を外してこの大書院の襖に仕立て直された様で明らかに元の襖図とサイズが違います。
元々はもしかしたらここにも狩野派による襖画が描かれていたのかもしれません。いや、多分狩野永徳か松栄の手による襖画があったのでしょう(襖画を狩野派に依頼したのは聚光院を最初に建てた三好義継の依頼によって、だそうなので、この部屋だけ別の絵師に頼むのも変な話ですし)
とすると元々あった筈の狩野派の襖画は何処へ行ったのか? 大書院の山水画は剥がされる前は何処にあったものなのか。今となっては真相は全くの謎です。
方丈を見終わった後は利休の百五十回忌に表千家の七代如心斎の寄進により建てられた茶室「閑隠席」と、その70年後に水屋を挟んで建てられた茶室「枡床席」を鑑賞しました。
重要文化財「閑隠席」(パンフレットより)
重要文化財「枡床席」(パンフレットより)
「閑隠席」は極めて利休好みに仕立てられた茶室なので、利休が建てた茶室として勘違いされていた時代もあったようです。
見学の時は閑隠席の障子を開けて坪庭が見られる様にしてくれます。
障子の左側には本来の入り口である躙り口があり、そこから坪庭を眺められる様になっているそうなのですが、そこは重要文化財なので勝手に躙り口を開け閉めする訳にも行かず、長年ガイドをしている方でも「躙り口越しの庭は見た事が無い」と言っていました。
どうもここには隙あらば茶席の中に入り込もうとしている小さなお客がいるらしく、障子を開けたらさっと一目散に逃げて行く猫が…(;´∀`)
(見学の後はきちんと障子を閉めておかないと入り込んでしまうのだそうで)
方丈から茶室は小さな濡れ縁部分から移動するのですが、この縁側があまりに狭いので後から継ぎ足された縁側部分があり、そこは重要文化財にはなっていないんだとか。
「茶室側から数えて4番目の板までが重要文化財です」
折角なので重要文化財の縁側部分を踏んで移動させて頂きました(*´ω`*)
更に奥に進むと平成25年に落成された書院があり、千住博画伯の滝の障壁画で彩られています。
写真の方角からでは判りにくいのですが、中央柱部分に隠れている所にも滝が描かれた襖があり、この襖の一部を区切って見る事で左隻側、右隻側、左右併せた3つの滝があると見るそうです。
千住画伯の襖画はこの「滝」の他にも「春夏崖図」「秋冬崖図」が納められたそうですが、今公開はこの「滝」だけ。
何れ「春夏崖図」「秋冬崖図」も公開されるのでしょうか。その時はまた是非見に来たいですね。
方丈から茶席、書院とぐるりと廻ると元の荷物を預けた場所へ。
予定では40分とあったので11時には見終わるかと踏んでいたのですが、実際は荷物を預けたりする時間があったので1時間は経っていました。
10時20分からの回はツアークーポンのお客さんが多かったので15名ほどでの観覧でしたが、その後の観覧はどうも空いていた様です(靴箱に3足程しかなかったので)
聚光院拝観は予約優先なのでもちろん予約しておく方が無難なのですが、当日の空きがあれば当日券での拝観も可能です(上手く空いている時間帯に拝観出来ればラッキーなんでしょうが)
予定では大徳寺前のCAFE DU MON (カフェ ドゥ モン) でランチでもしようかと思っていたのですが、時間が押してしまったので取り敢えず北大路駅に戻って短時間でランチ出来るところを探す事にしました。
聚光院の御朱印
書き置きのみです。ちょっとお高めの500円。
本来ならば拝観してから戴く物ですが聚光院では拝観出来る場所は無かったので、仏殿まで戻って拝観してきました。
明後日までは仕事です。残り3日で自室の大掃除&障子張り&水回り系の掃除が終わるんだかどうだか…
聚光院は狩野松栄、永徳と狩野派の作品ばかりがあるのかと思っていましたが、方丈最後の大書院の襖画だけは雲谷派によるものではないか、とのことでした。
しかしこの襖画、どうも別の場所の襖画を外してこの大書院の襖に仕立て直された様で明らかに元の襖図とサイズが違います。
元々はもしかしたらここにも狩野派による襖画が描かれていたのかもしれません。いや、多分狩野永徳か松栄の手による襖画があったのでしょう(襖画を狩野派に依頼したのは聚光院を最初に建てた三好義継の依頼によって、だそうなので、この部屋だけ別の絵師に頼むのも変な話ですし)
とすると元々あった筈の狩野派の襖画は何処へ行ったのか? 大書院の山水画は剥がされる前は何処にあったものなのか。今となっては真相は全くの謎です。
方丈を見終わった後は利休の百五十回忌に表千家の七代如心斎の寄進により建てられた茶室「閑隠席」と、その70年後に水屋を挟んで建てられた茶室「枡床席」を鑑賞しました。
重要文化財「閑隠席」(パンフレットより)
重要文化財「枡床席」(パンフレットより)
「閑隠席」は極めて利休好みに仕立てられた茶室なので、利休が建てた茶室として勘違いされていた時代もあったようです。
見学の時は閑隠席の障子を開けて坪庭が見られる様にしてくれます。
障子の左側には本来の入り口である躙り口があり、そこから坪庭を眺められる様になっているそうなのですが、そこは重要文化財なので勝手に躙り口を開け閉めする訳にも行かず、長年ガイドをしている方でも「躙り口越しの庭は見た事が無い」と言っていました。
どうもここには隙あらば茶席の中に入り込もうとしている小さなお客がいるらしく、障子を開けたらさっと一目散に逃げて行く猫が…(;´∀`)
(見学の後はきちんと障子を閉めておかないと入り込んでしまうのだそうで)
方丈から茶室は小さな濡れ縁部分から移動するのですが、この縁側があまりに狭いので後から継ぎ足された縁側部分があり、そこは重要文化財にはなっていないんだとか。
「茶室側から数えて4番目の板までが重要文化財です」
折角なので重要文化財の縁側部分を踏んで移動させて頂きました(*´ω`*)
更に奥に進むと平成25年に落成された書院があり、千住博画伯の滝の障壁画で彩られています。
写真の方角からでは判りにくいのですが、中央柱部分に隠れている所にも滝が描かれた襖があり、この襖の一部を区切って見る事で左隻側、右隻側、左右併せた3つの滝があると見るそうです。
千住画伯の襖画はこの「滝」の他にも「春夏崖図」「秋冬崖図」が納められたそうですが、今公開はこの「滝」だけ。
何れ「春夏崖図」「秋冬崖図」も公開されるのでしょうか。その時はまた是非見に来たいですね。
方丈から茶席、書院とぐるりと廻ると元の荷物を預けた場所へ。
予定では40分とあったので11時には見終わるかと踏んでいたのですが、実際は荷物を預けたりする時間があったので1時間は経っていました。
10時20分からの回はツアークーポンのお客さんが多かったので15名ほどでの観覧でしたが、その後の観覧はどうも空いていた様です(靴箱に3足程しかなかったので)
聚光院拝観は予約優先なのでもちろん予約しておく方が無難なのですが、当日の空きがあれば当日券での拝観も可能です(上手く空いている時間帯に拝観出来ればラッキーなんでしょうが)
予定では大徳寺前のCAFE DU MON (カフェ ドゥ モン) でランチでもしようかと思っていたのですが、時間が押してしまったので取り敢えず北大路駅に戻って短時間でランチ出来るところを探す事にしました。
聚光院の御朱印
書き置きのみです。ちょっとお高めの500円。
本来ならば拝観してから戴く物ですが聚光院では拝観出来る場所は無かったので、仏殿まで戻って拝観してきました。
日々すり減っていく脳細胞の代わりに記録しておく備忘録的なお出掛けetc日記
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