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いつも心に運慶を、って事で「運慶展」@東京国立博物館 [博物館]

昨日は自主的にプレミアムフライデーヽ(・∀・)ノ
ほんのちょいだけ早めに仕事切り上げて東京国立博物館で開催中の特別展「運慶」へ出掛けてきました。
運慶1.jpg
4月に奈良国立博物館で見て来た「快慶展」と対を為す慶派仏師の特別展ですね。

実は出掛ける前日の夜にちょっと熱出して「まずい、これは明日行けないかもしれない…[たらーっ(汗)]」と焦ったのですが、今週末に見に行けないと今度行けるのは再来週になってしまうので根性と薬で熱下げて出掛けてきました_(┐「ε:)_
(来週は長沢芦雪展見に名古屋行くので。新幹線予約しているから延期出来ないし[あせあせ(飛び散る汗)]


快慶展の時は「初日で土曜日だし、多少は混んでいるかなぁ」位で済みました。
でも今回の運慶展は事前にあちこちで宣伝しているし金曜夜でも混んでいるだろうなぁ、とは思っていたのですが、いざ博物館入口に到着して入場者多数&「運慶展:館内は大変混雑しています」看板を見たら一瞬引き返したくなりました(;´∀`)[たらーっ(汗)]
まぁ、ここまで来たら見られるだけでも見て帰ろう、と覚悟を決めて入場。
運慶3.jpg
運慶2.jpg

一見いつもの特別展とそれほど代わりはない様に見えますが、既にロッカーはほぼ全部埋まっている状態です。端っこの方で何とか空きロッカーを見つけられましたが、土日に見に行く人は本館のロッカーに預けてから平成館に行くのが良いかもしれません。

ラウンジ鶴屋吉信であんみつでも食べて小腹を満たしてから見ようと思っていたのに売り切れだったので諦めて会場へ[たらーっ(汗)]



続きは ↓ から。




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いつもはエレベーターを登ってすぐの場所に第一会場の入口があるのですが、今回は混雑対策なのかレイアウトが少し変更になっており、いつもは第二会場側の方が第一会場になっています。
音声ガイドはどうしようか悩んだのですが今回は借りず。
借りて廻るとどうしても観覧に時間がかかってしまうので、体力に自信がある時ではないと借りませんあと自前のイヤフォンを持って行かなかったから、というのもありましたが。
 ↑今回はヘッドフォンタイプの音声ガイド。あれ耳が痛くなるので苦手なのです[あせあせ(飛び散る汗)]


館内は撮影不可なので、展示されている仏像等は動画でどうぞ。




展示構成はシンプルで、運慶の父「康慶」、そして「運慶」、最後に運慶の子供「湛慶」「康弁」や慶派系仏師の作品と3構成から成り立っています。
康慶の作品も非常に見事な仕上がりなのに、どうして息子の運慶よりは後世に名が知られていないのかと思いながら見ていたのですが、運慶の仏像と改めて比較してみるとどうして運慶の方が知られる様になったのか判った様な気がしました。

上手く説明出来ないのですが、うーん、運慶の仏像は仏を彫ったものでありながらより人に近い造形なのです。仏という遠い存在に身近な人に対する親しみを覚えてしまうのかもしれません。
そしてごてごてと装飾で煌びやかにするのではなく、最低限の装飾で余分なものを削ぎ落として造られた無駄の無い美しさ。


運慶作と言われている作品で現存している31体中、今回の特別展では22体が出品されています。
出展作品数は少ないのですが、期間中に幾つかの作品は後日からの展示や入れ替えがあるので全ての作品を見たい方は注意。
最低でも2回は見に来なくては行けません(10/7~10/22の間に1回、10/24~11/26の間に1回で全ての作品を観覧可)

昨日見に行った時は下の仏像が展示期間外でパネル展示だけでした。


阿弥陀如来坐像および両脇侍立像(静岡・願成就院)<10/21~11/26>
運慶4.jpg

重源上人坐像(奈良・東大寺)<10/7~11/26>
運慶5.jpeg
これは慶派の仏師作

地蔵菩薩像坐像(静岡・瑞林寺)<10/31~11/26>
運慶6.jpg
これは運慶の父、康慶作


ところで会場内は確かに入場者多めでしたが、全体的に作品数が少ないので(作品Noは全部で37)1つの作品に対して展示スペースを相当広く取ってあり、ぐるり360度何処からでも見渡せるレイアウトになっていました。
そして鳥獣戯画展の時の様に「目玉作品だけを一区画で区切って見せる」というのではなく、何処のエリアにもそれぞれ目玉作品を満遍なく配置させているので一部だけがやたら混雑しているという事も無くなっています。
混雑感も軽減されるし間近から作品も見やすいのですが、思わぬ罠が会場内にありました。


エアコン…殆ど効いていない [exclamation×2](;´Д`)人(´Д`;)-…☆!!



美術館や博物館って作品保護のため割と低い温度に設定しているところが多いのですが、今回はエアコン壊れているんじゃないかと思う蒸し暑さ[あせあせ(飛び散る汗)] 人が多い事もあって余計湿度が高く感じ、ただでさえ少ないHPがじわじわ削られていきます(苦笑)
作品数が少なくていつもより短時間で見終われたのは幸いでしたが、途中何度か小休憩入れながら見て回りました。



余談ですが、父「康慶」作の四天王「広目天」に踏んづけられている邪鬼
康慶.jpg

なんか…漫☆画太郎っぽいなぁ…(;´∀`) と思ったのは私だけでしょうか(苦笑)




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omachi

WEB小説「北円堂の秘密」を知ってますか。
グーグル検索で無料で読めます。
無著世親像を収蔵する興福寺・北円堂の歴史が分かります。
by omachi (2017-10-01 09:12) 

そらそら

コメント&情報有り難うございます。

「北円堂の秘密」
今回の運慶展関連で検索していた時に何処かのサイトでタイトルだけ見かけましたが書籍かと思っていました。
ウェブでも読めるのですね。探して読んでみます。
by そらそら (2017-10-01 10:15) 

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