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2019年 平成→令和 またぎ旅【長谷寺で観音様とご縁結び】 [旅行]

あっという間に10連休最終日です(;´Д`)
あと数日は休んでいたい気分ですが、どうせゴロゴロして終わるだろうからメリハリ付けられない生活になってしまう[あせあせ(飛び散る汗)]
仕事に戻りたい様な戻りたくない様な…[たらーっ(汗)]


長谷寺参拝うろちょろ記の続き。
登廊をしばらく登って行くと進行方向が2つに分かれています。
うーーん、どっちに進めばいいんだろうか。

境内地図があったので確認
長谷寺24.JPG
ここは登廊の下廊部と中廊部を繋ぐ「繋屋」 ちょうど中間地点。
どちらに進んでも本堂には辿り着ける様ですが、右に曲がって中廊を登った方が近いみたい。
上まではあと半分くらいかなぁ。



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前回の記事では登廊(のぼりろう)の説明を省いてしまったので改めて。

重要文化財の登廊は長歴3年(1039)に春日大社の社司 中臣信清が子の病気平癒の御礼に造られたものです。
繋屋と蔵王堂を挟む様にして下、中、上登廊と3カ所の登廊が繋がっており、合計399段の石段が本堂まで続いています。
登廊は何度か焼失しています。現在の登廊は慶安3年(1650)に徳川家光により再建されたものですが、下・中登廊は明治15年(1882)に火事で焼失してしまった為、明治22年(1889)に再建されたものだそうです。
(登廊についての詳細はこちらのサイトに詳しく載っていました)

下登廊が一番距離が長いのですが、ここの石段はそれほど段差がないのと、途中に宝物殿にあたる宗宝蔵や、二本の杉への脇道などがあるのでそれほど苦にはならない感じ。
長谷寺14.jpg
二本の杉へは時間無くて行けていないんですけれどね(>_<)ノ[あせあせ(飛び散る汗)]
middrinnさんが前回の記事にコメントしてくれました源氏物語の「玉鬘」に出て来る杉は、やはりその二本杉(ふたもとすぎ)のことみたいですよ。


繋屋を右に曲がって中登廊になると、階段の段差が高くなり、勾配も若干キツクなります。
長谷寺25.JPG
Σ(・ω・/)/ヒイィィィ!! 普段から運動不足気味の膝が笑っちゃう[あせあせ(飛び散る汗)]
上から提げられている楕円形の吊り灯籠は長谷型灯籠と言うそうです。
春日大社の釣燈籠と比べるとだいぶシンプルな灯籠ですね。

蔵王堂にお参りして、やっと上登廊も上がり切りました。
長谷寺26.jpg
右側に見えるのが国宝の本堂。左側は上登廊と繋がっている鐘楼部分です。


本堂前には十一面観世音菩薩立像の特別拝観を待つ列が[あせあせ(飛び散る汗)]
長谷寺27.jpg
長谷寺28.jpg


本堂前の御朱印所にもかなりの人が並んでいます。
長谷寺29.jpg
本来なら拝観してから御朱印を戴くのが正しいのですが、今回は先に御朱印所から並ぶ事にしました。


並んでいる間、次に向かう予定の法華寺参拝に間に合うようにするにはここを何時の電車に乗れば良いのかスマホで調べて逆算します。

うーん、法華寺が閉まるのは17時。
「16:30頃までにはご来寺くださいませ」とあったから余裕を持って16時くらいまでには着きたいけれど、JR奈良駅から法華寺に行く為のバスも1時間に2本しかないしなぁ[たらーっ(汗)]

確か法華寺行きのバスは毎時28分と58分発だったから、15時58分発のバスに乗れば16時15分くらいには法華寺に着けそうかな。
スマホで16時頃にJR奈良駅に着ける様に…うん、長谷寺駅を14時44分発の電車で出れば15時37分に奈良駅に着くから十分間に合うか(←乗り継ぎが悪いのでその後の電車では絶対間に合わない)
時間はまだ13時だから@1時間半はあるし、どうにかいけるかな。


30分ほど並んで無事に御朱印を戴けたので、今度は本堂の特別拝観の列に並びます。
長谷寺30.jpg
列は既に本堂の裏手まで伸びています。


本堂横には石楠花が咲き始めていましたが、まだ半分程は蕾状態。
長谷寺31.jpg
あれからちょうど1週間経っているので、今週くらいは石楠花も見頃かもしれないですね。


本堂の横に謎の車輪状の物体が付いていましたが、何じゃこれσ(・ω・o)?
長谷寺32.jpg
どうもこれは法輪とか輪宝とか転宝輪とか言うものみたいです。
前に並んでいた関西弁のおっちゃんが「なんや、これ!!」とガラガラ回しまくっていましたが、国宝なんだからもちょっと丁寧に扱えや[exclamation×2]ヽ(`Д´)ノ[どんっ(衝撃)]


30分程並んでようやく本堂入口まで来ました。
長谷寺33.JPG
ここから先は撮影禁止。
本堂に入る前にお坊さんが手を清める為の塗香(ずこう)を左手に載せてくれるので、両手に摺り込むようにして観音様に触れる手先を清めます(実は昨年京都で購入していた自前の塗香を持参していたのですが折角なので戴きました。自前の塗香よりも少しだけ甘めの香りがしました。)


本堂内では1人に1つずつ特別拝観記念品の「結縁の五色線」というものが戴けます。
長谷寺44.jpg
この五色線は仏の五つの智慧を表す五色(白、赤、黄、青、黒)を縒り合わせて腕輪にしたもので、これを左手に付けてお参りすることにより観音様とご縁が結ばれたというしるしになるのだとか。
(特別拝観時以外は800円で授与していただけるみたいです)

本堂内は割と狭くて天井も低めなので、数人ごとのグループに分かれて前の人に続いて少しずつ先へ進んでいきます。
ようやく間近にご対面出来た長谷寺のご本尊 十一面観世音菩薩立像は高さ10mと18cm。
もともとこの長谷寺に観音像が造立され、開眼供養が行われたのは天平5年(733)との記録があるそうですが、その後何度か火災で焼失し、現在の十一面観世音菩薩像は室町時代の天文7年(1538)年に造立されたものだそうです。
見上げても非常に大き過ぎ&堂内は薄暗いので上までよく見えません。
すぐ隣の外陣では勤行が行われているのか、鳴物の音と読経が聞こえてきます。

480年以上、衆生の願いを受け止めて黒光りしているおみ足にそっと手を触れ、願い事を唱えます。

「今年も家族全員、何事も無く無事に過ごせますよ………ぅぐあぁぁぁあっっ[あせあせ(飛び散る汗)] あ、足ーーーっ[exclamation&amp;question]つった[exclamation×2][どんっ(衝撃)][あせあせ(飛び散る汗)]

…399段分の修行が足に来ました(>_<)[あせあせ(飛び散る汗)]


観音立像を拝観した後もお寺の秘宝が展示されているのですが、そろそろ時間が圧してきました。
しかも堂内は相変わらず狭い&前にいる爺様たちがなかなか前に進まないのです。

…まずい、これ以上堂内の拝観に時間を取られると法華寺に間に合わなくなるかも[あせあせ(飛び散る汗)]
行列の後ろを縫う様にしながら折角の寺宝はチラ見程度で済ませ、慌てて外に出ました。

時間は…14時15分!
後は何としてもCMで見た長谷寺の舞台を見なくては[exclamation×2]

舞台へは本堂の正面側の相の間を通り抜けて向かいます。
長谷寺34.JPG
礼堂(内舞台)越しの景色もとても良い感じ(*´ω`*)

上を見上げてみると奉納された沢山の絵馬や扁額が飾られています。
長谷寺35.JPG

お賓頭盧(びんずる)様を撫でる参拝者
長谷寺36.JPG
時間は圧しているけれど、私もしっかり悪い箇所と同じところを撫でて健康祈願(;´∀`)

大正時代に奉納された灯籠が一基だけありました。
長谷寺37.JPG


外舞台からの景色
長谷寺38.JPG
「五重塔が見えるなぁ、何処のお寺のだろう?」と見ていたのですが、実はこの五重塔も長谷寺の境内にあるものだったのでした(>_<)[あせあせ(飛び散る汗)]

一番奥側に見える建物は長谷寺の本坊です。
長谷寺39.JPG
長谷寺40.JPG
長谷寺、非常に見所が多いお寺だったのです[あせあせ(飛び散る汗)] じっくり隅々まで拝観しようと思ったら多分たっぷり半日はかかりそうな[たらーっ(汗)]
くぅーーっ[あせあせ(飛び散る汗)] 今度はもっと時間をじっくり取って拝観しに来よう(>_<)

最後に外舞台から礼堂に向かって1枚
長谷寺41.JPG
扁額に書かれている文字は「大悲閣」だそうです。


行きは時間をかけて登って来た登廊ですが、帰りは5分で境内入口まで駆け抜けました(苦笑)
長谷寺42.JPG
長谷寺43.JPG
14時44分発の電車まで@20分ーーヽ(´Д`;≡;´Д`)ノ [あせあせ(飛び散る汗)] 急げ急げ[exclamation×2]

あ、でも長谷寺参道名物の焼き草餅だけは途中でしっかり買って帰りましたw
長谷寺はお土産の焼き草餅が名物らしくあちこちにお店があるのですが、何処も6個とか10個とかまとめ売りのお店が多く、その中でバラ売りOKだったお店 総本家 寿屋で買ったらそこが大当たりでした.。゚+.(・∀・)゚+.゚
当日しか日持ちしないので、その日の内に食べ切らないとダメなのが難点ですが。



で、何とか14時44分発の電車に間に合い、予定通り15時37分には奈良駅に戻って来れました。
法華寺行きのバスは58分発だし、バス停はもうすぐそこの駅前だし、それにちょっと外冷え込んで来たし、と5分前まで奈良駅構内でお土産とか下見してからバス停へ。
そこで数分待っていたのですが、バスが来ないσ(・ω・o) 遅れているのかしら…、と改めて時刻表をよーーーく見てみると、15時台は58分発ではなくて51分[exclamation&amp;question][あせあせ(飛び散る汗)]

……やらかした(;´Д`)[たらーっ(汗)]
この後のバスは30分後で到底間に合いそうも無いので、諦めてその日は早めに夕飯を済ませてホテルへチェックインしました。
こんな事なら拝観時間ギリギリまで長谷寺にいるんだった[たらーっ(汗)]

因みに夕飯は安定のやよい軒(笑)で「ねばとろごはんと鶏天の定食



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コメント 2

middrinn

登廊は「のぼりろう」と読むんですね( ̄◇ ̄;)
苑子タン『西国巡拝記』には399段で108間と
ありましたけど煩悩と関係あるのかな(@_@;)
法華寺も廻りたいという煩悩で足攣ったか^_^;
by middrinn (2019-05-07 08:22) 

そらそら

「とろう」…?かと思ったら「のぼりろう」でしたねぇ。
読み仮名は1つ ↓ のうろちょろ記にもちゃんと書いておきましてよ、middrinn先輩( *´ー`)y─┛~oΟ

石段は長谷寺では「石段は400段ございますので、慌てずゆっくりお登りくださーい」と案内しておりましたが、実際は399段だったらしく。
1段足りないのは、目黒雅叙園の百段階段(実際には99段)と同じ様にわざと未完成の美学って奴なのか。それとも仏教的に何か意味合いがある数字なのか。
そもそも煩悩の数が108なのも何でだったのか…(;´Д`)

by そらそら (2019-05-07 19:40) 

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