宮ノ下富士屋ホテル【庭園】温室に入れるのは17時まででした

1ヶ月が過ぎるスピードが速いーーーヽ(´Д｀;≡;´Д｀)ﾉ 来週からはもう6月です。
仕事の締めが20日。しかも来月は上期の締めなのでだいぶ焦っているのですが、来週からも予定目白押しでいろいろ終わらせる事が出来るのか…果てしなく心配


約3週間前に遡って旅行初日の夕方に見て回った富士屋ホテル庭園の写真をアップ。
庭園へは本館から西洋館へ続く通路から出る事が出来ます。
17時前にホテルにチェックインし部屋で少しくつろいだ後、暗くならない内にと庭園を見て廻る事にしました。

通路から出た先にある小さな池と滝

ティーラウンジオーキッドからも見える庭園風景です。
1960年頃のアンティークポストカードにも今と殆ど変らない状態のティーラウンジが載っています。




その横にはホテルの守り神である横井戸が祀られています。

関東大震災があった際、宮ノ下一帯は断水状態に陥ったのですが、この横井戸の水だけは枯れなかったため、当時宿泊していた113名の食事や洗面がまかなえたのだそうです。
今はちょろちょろとしか出ていませんが、当時はもう少し水量も多かったのでしょう。


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花御殿の裏手側

21日のブログで載せた写真 の位置を反対側から見ている事になります。
この先をまっすぐ行くと富士屋ホテルに現存する建物で一番古いアイリーに辿り着く筈なんですが「関係者以外立ち入り禁止」になっていたので引き返して反対側の庭園を見てきました。


水車小屋



ミツバツツジが咲いていました。

京都で4月にミツバツツジが満開だったのを見ていたので、ここのミツバツツジは随分遅く咲くんだなぁ、と思ったら、遅咲きのトウゴクミツバツツジと言う種類のようです。


庭園内を歩く妹を後ろからこっそり撮影（笑）



イングリッシュガーデンの一角


だいぶ遅咲きの桜が植えられていましたが、何故イングリッシュガーデンで桜…
本格的な英国式庭園なのかと期待しながら登って来たら、比較的最近造成された感じです。
プランターに植えられた花は綺麗でしたが、これでイングリッシュガーデンとはちょっとね…(;´∀`)


富士屋ホテルの庭園には三代目社長山口正造氏が大正9年頃に作らせた温室が残っているとの事だったので、見るのを楽しみにしていたのですが

ガチャッ

妹「あれ？鍵かかっている？？　えーっと温室は…17時までだって」


なんと部屋でゆったりくつろいでいた間に温室が見られる時間は終わってしまっていたのでしたつД`)･ﾟﾟ･*:.｡


別棟の温室

ここも17時で終了。残念！！
それにしてもこちらも古い温室です。
先の温室は「大正9年に造られた」と公式サイトに記載されていましたが、こちらはそれよりも古そうなので正造氏が明治末期に建てた一棟なのかもしれません。


大正9年建造の温室

山口正造氏と言う人は花の他に動物も好きだったらしく、当時顧客の1人からプレゼントされた南洋産のワニ(クロコダイル種)をこの温室内に温泉を引いて飼育していたそうです。
ワニは昭和19年(1944)に正造氏が亡くなった後も暫く温室で飼われていましたが、大きくなり過ぎて昭和26年(1951)に上野動物園へ寄贈。
代わりに孔雀を寄贈してもらい、水車小屋で暫く飼われていた様です。
今は代わりのワニの置物が温室内に置かれているんだとか。
　(※)リンク先のFacebookではワニ寄贈は昭和23(1948)年頃、とありますが、四代目社長のお孫さんの著書「箱根富士屋ホテル物語」では正造氏が存命中に顧客の方からプレゼントされたとの記載があります。


温室の先には錆びた緑の屋根を載せたこれまた古そうな建物があります。

この建物は1964年頃のホテルパンフレットでは「GARDEN ROOM」と書かれていますが、現在は何に使われているのか？？
このGARDEN ROOM の先はに洋宴会場「カスケードルーム」が続いています。


カスケードルームの前に行くと「カスケード」の名前の由来になった滝が見えてきます。



鯉が沢山飼われていたので覗き込んで見ていたら、餌を貰えると思ったのか沢山寄ってきました。

ごめんねーー(;´∀`)　美味しいもの何も持っていないんだ。


18時から夕飯の予約を入れていたので奥の方までは見てきませんでしたが、ガーデンチャペルや屋外プールもあるみたいです(屋外プールは季節外で閉鎖されていましたが)。

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