2019年初秋 残暑京都de親子旅【文博で『百花繚乱ニッポン×ビジュツ展』】 [博物館]
昨日は割と夜遅くまで手荷物抱えて遊び回っていたせいか、やや肩凝りが酷めです(;´Д`)
酉の市行く前に寄っていた特別展「ミイラ展」の図録が地味に効いていた模様
ミイラ展のうろちょろ記は後で書く事にして、先に9月に母と出掛けた京都1泊2日うろちょろ記の続きをば。
旅行2日目。日中の最高気温35度予想という9月中旬とは思えない程の残暑の京都で、暑さを避けるため出掛けた京都文化博物館。
国際博物館会議<ICOM>の京都開催を記念して開催された特別展「百花繚乱 ニッポン×ビジュツ展」を見ようかと思ったら、かつてないほどめちゃくちゃ混雑しておりましたΣ(・ω・/)/
うーん、まさか去年見た「西尾維新展」よりも混雑していようとは…
続きは ↓ から
今回の特別展は東京富士美術館所蔵コレクションからの出品です。
東京富士美術館は東京・八王子にある美術館で、4年程前に一度収蔵コレクションの特別展示を見に出掛けた事があります。
(東京富士美術館はいつもなかなか良い特別展を開催しているのですが、自宅からは地味に遠いので行ったのはその一度だけ)
その時見た作品が今回もメイン展示として出品されている模様。
以前見に行った時は太っ腹にもどの作品も撮影OK状態でしたが、流石に今回は撮影は出来ないでしょ、とα6000はロッカーに預けて入場しました。
が、東京富士美術館は今回も太っ腹。
何と文博でもどの作品も撮影OKと言うじゃあーりませんかΣ(・ω・/)/
…しまった、カメラ、ロッカーに預けてきちゃったデスヨ
まぁ、時間確認用にスマホだけは持って来たからスマホのカメラで撮影すればいっか…( ゚Д゚)
という訳で今回は全部スマホで撮影してきました。
まずは(多分これで相当混雑していたんだと思われる)伊藤若冲『象図』
狩野尚信『猛虎図』
猛虎、とは言い難い何ともユル可愛らしさが残る虎(*´ω`*)
京都らしく応挙が描いたころもふワンコも
円山応挙「狗子之図」
弟子の廬雪は兎作品で登場
長澤廬雪『南天に雪兎図』
雀を擬人化して描かれた吉原遊郭の浮世絵を描いたのは歌川国芳
歌川国芳『里すずめねぐらの仮宿』(部分)
天保の改革で倹約、風俗粛正のため、役者や遊女を描いた浮世絵が禁止されると雀を擬人化させたモチーフで遊郭を描いてみたり、落書き風の浮世絵を描いてみたり、と国芳のウィットには思わずニヤリとしてしまいます。
そう言えば、以前この作品を見に行きたくてどこかの特別展を見に行った事があったなぁ。まさか京都でまた見る事が出来るとは思わなかったけれど。
鯱が乗った『鯱型兜』なんてのもありました。
そして刀剣の出品も。
刀 銘:長曽祢興里入道乕徹
刀 銘:和泉守藤原兼定作(之定)
島津斉彬着用の鎧なども。
白糸裾萌葱紺威鎧(しらいとすそもえぎこんおどしよろい) 兜・大袖・小具足付
東京富士美術館公式サイトでの作品紹介写真にはないのですが、文博での展示では兜部分に狐の飾りが着いています。
この狐モチーフ付きの鎧兜って、以前東京藝術大学大学美術館で見て来た「西郷どん展」にもあったような、と思ったら、そっちは京都国立博物館が所蔵するもので今回見て来た鎧兜とは違う物でした。
酒井抱一『白梅図』
琳派系の作品は他にも鈴木基一の風神雷神図屏風などの大作も出品されていましたが、人多過ぎて今回は写真撮れず
2015年に東京富士美術館に行ったとき撮影してきた『風神雷神図屏風』
そう言えばこの時も撮影OKだったのを知らず、カメラ持たずに出掛けてスマホで撮って来たんだった…(;´∀`)
葵紋牡丹紋二葉葵唐草蒔絵茶碗台 同蓋
天璋院篤姫の婚礼調度の一部だそうです。
竹雀紋竪三引両紋牡丹唐草蒔絵女乗物 順姫所用
2015年当時は「伊達家唐草蒔絵乗物[江戸時代]」って説明書きで、誰が所用していたのか明確ではなかったと記憶しているのですが、4年の間に研究も進んだのでしょうか。
通称がゴージャスになり、仙台藩第7代藩主伊達重村の娘順姫が伊予宇和島藩第6代藩主伊達村壽に嫁いだ際に用いられた品、と考えられているところまで推察が進んでいました(;´∀`)
会場内にはARなどで文化財を見る事が出来るコーナーもありましたが、混み過ぎてパス。
混雑している中をじっくり見ていたら、前日に温泉で疲れを癒した足がまた疲れてしまいました
京都文化博物館内にある蕎麦屋さんで少し遅めのお昼(蕎麦屋なのに2人とも冷やし牛肉おろしうどんを注文)を食べた後、タクシーで祇園方面に向かい(京都のタクシーは初乗り料金が480円と激安でした)妹や父へのお土産などを買い込み、だいぶ早めに京都駅へ。
京都駅でもいろいろ買い物したり、お茶を飲んでのんびりした後、帰途に着いたのでした。
また何れ母を連れて旅行行けたらいいなー(*´ω`*)
酉の市行く前に寄っていた特別展「ミイラ展」の図録が地味に効いていた模様
ミイラ展のうろちょろ記は後で書く事にして、先に9月に母と出掛けた京都1泊2日うろちょろ記の続きをば。
旅行2日目。日中の最高気温35度予想という9月中旬とは思えない程の残暑の京都で、暑さを避けるため出掛けた京都文化博物館。
国際博物館会議<ICOM>の京都開催を記念して開催された特別展「百花繚乱 ニッポン×ビジュツ展」を見ようかと思ったら、かつてないほどめちゃくちゃ混雑しておりましたΣ(・ω・/)/
うーん、まさか去年見た「西尾維新展」よりも混雑していようとは…
続きは ↓ から
今回の特別展は東京富士美術館所蔵コレクションからの出品です。
東京富士美術館は東京・八王子にある美術館で、4年程前に一度収蔵コレクションの特別展示を見に出掛けた事があります。
(東京富士美術館はいつもなかなか良い特別展を開催しているのですが、自宅からは地味に遠いので行ったのはその一度だけ)
その時見た作品が今回もメイン展示として出品されている模様。
以前見に行った時は太っ腹にもどの作品も撮影OK状態でしたが、流石に今回は撮影は出来ないでしょ、とα6000はロッカーに預けて入場しました。
が、東京富士美術館は今回も太っ腹。
何と文博でもどの作品も撮影OKと言うじゃあーりませんかΣ(・ω・/)/
…しまった、カメラ、ロッカーに預けてきちゃったデスヨ
まぁ、時間確認用にスマホだけは持って来たからスマホのカメラで撮影すればいっか…( ゚Д゚)
という訳で今回は全部スマホで撮影してきました。
まずは(多分これで相当混雑していたんだと思われる)伊藤若冲『象図』
狩野尚信『猛虎図』
猛虎、とは言い難い何ともユル可愛らしさが残る虎(*´ω`*)
京都らしく応挙が描いたころもふワンコも
円山応挙「狗子之図」
弟子の廬雪は兎作品で登場
長澤廬雪『南天に雪兎図』
雀を擬人化して描かれた吉原遊郭の浮世絵を描いたのは歌川国芳
歌川国芳『里すずめねぐらの仮宿』(部分)
天保の改革で倹約、風俗粛正のため、役者や遊女を描いた浮世絵が禁止されると雀を擬人化させたモチーフで遊郭を描いてみたり、落書き風の浮世絵を描いてみたり、と国芳のウィットには思わずニヤリとしてしまいます。
そう言えば、以前この作品を見に行きたくてどこかの特別展を見に行った事があったなぁ。まさか京都でまた見る事が出来るとは思わなかったけれど。
鯱が乗った『鯱型兜』なんてのもありました。
そして刀剣の出品も。
刀 銘:長曽祢興里入道乕徹
刀 銘:和泉守藤原兼定作(之定)
島津斉彬着用の鎧なども。
白糸裾萌葱紺威鎧(しらいとすそもえぎこんおどしよろい) 兜・大袖・小具足付
東京富士美術館公式サイトでの作品紹介写真にはないのですが、文博での展示では兜部分に狐の飾りが着いています。
この狐モチーフ付きの鎧兜って、以前東京藝術大学大学美術館で見て来た「西郷どん展」にもあったような、と思ったら、そっちは京都国立博物館が所蔵するもので今回見て来た鎧兜とは違う物でした。
酒井抱一『白梅図』
琳派系の作品は他にも鈴木基一の風神雷神図屏風などの大作も出品されていましたが、人多過ぎて今回は写真撮れず
2015年に東京富士美術館に行ったとき撮影してきた『風神雷神図屏風』
そう言えばこの時も撮影OKだったのを知らず、カメラ持たずに出掛けてスマホで撮って来たんだった…(;´∀`)
葵紋牡丹紋二葉葵唐草蒔絵茶碗台 同蓋
天璋院篤姫の婚礼調度の一部だそうです。
竹雀紋竪三引両紋牡丹唐草蒔絵女乗物 順姫所用
2015年当時は「伊達家唐草蒔絵乗物[江戸時代]」って説明書きで、誰が所用していたのか明確ではなかったと記憶しているのですが、4年の間に研究も進んだのでしょうか。
通称がゴージャスになり、仙台藩第7代藩主伊達重村の娘順姫が伊予宇和島藩第6代藩主伊達村壽に嫁いだ際に用いられた品、と考えられているところまで推察が進んでいました(;´∀`)
会場内にはARなどで文化財を見る事が出来るコーナーもありましたが、混み過ぎてパス。
混雑している中をじっくり見ていたら、前日に温泉で疲れを癒した足がまた疲れてしまいました
京都文化博物館内にある蕎麦屋さんで少し遅めのお昼(蕎麦屋なのに2人とも冷やし牛肉おろしうどんを注文)を食べた後、タクシーで祇園方面に向かい(京都のタクシーは初乗り料金が480円と激安でした)妹や父へのお土産などを買い込み、だいぶ早めに京都駅へ。
京都駅でもいろいろ買い物したり、お茶を飲んでのんびりした後、帰途に着いたのでした。
また何れ母を連れて旅行行けたらいいなー(*´ω`*)
日々すり減っていく脳細胞の代わりに記録しておく備忘録的なお出掛けetc日記
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図録は、厚さもあって重いから持ち歩くの大変ですよね^^;
百花繚乱を謳っているだけあって、豪華な調度品などもあるんですね。
せっかく行ったのに、撮影もできないほどの混雑とは…^^;
でも、お母様孝行出来て良かったですね^^
by まゆりん (2019-11-10 01:39)
図録、今回は内容が内容だけにどうしようかなあ、と思ったのですが、見本をパラパラ見たら会場パネルには載っていなかった学術的な内容が書かれてあったのでつい手を出してしまいました。
文博の特別展では半分程は見た事がある作品でしたが、初見の品も結構ありましたね。
NiconのCoolpix900を持参していればズーム撮影でどうにか撮影出来たのでしょうが、スマホだとズームかけても限界が…;
母は食事も観光も温泉も楽しめたようだったので、それが一番何よりでした(*´ω`*)
by そらそら (2019-11-10 16:12)