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2018年春 三都旅【興福寺の国宝館で念願の阿修羅像に謁見】 [美術館]

GW後半、出掛けようかな、とも思いつつ、朝っぱらから頭痛で断念[たらーっ(汗)]
多分気圧の変化のせいではないかと思うのですが、市販の鎮痛剤でもなかなか軽減しない頭痛に若干うんざり気味です(´・ω・`)
出掛けるとしたら明日、かなぁ…(疲れが残ってしまうといけないので、仕事前日の日曜日には出掛けません)


国宝殿前のバス停にちょうどバスが泊まっていたので、ラッキーとばかりに乗り込みます。
春日大社の次は東大寺、その次は興福寺と向かうつもりでしたが、バスに座れたらお尻に根が生えてしまい、結局東大寺では降りずに興福寺近くのバス停まで乗ってしまいました(*=ω=)[たらーっ(汗)]


で、興福寺に到着。
春日大社でゆっくりし過ぎたこともあり、時刻は既に11時半です。
興福寺.jpg
境内の案内図がありましたが、広いんだかそうじゃないんだかいまいち判らない…。
案内図を見て「あ、ここ広そう」と気合い入れて廻ってみたのに、実はそれほどではなかった、と言う事も多々あります。

国宝の東金堂五重塔
興福寺1.jpg

東金堂だけが拝観可能で五重塔は外からの見学だけです。
興福寺4.jpg
取り敢えず拝観料を納めて東金堂へ…と思いましたが

先にこっち!国宝館[exclamation×2]
興福寺2.jpg
そう、今回の興福寺参拝の第一目的はここの国宝館で阿修羅像や天燈鬼、龍燈鬼を見ようというものだったりします。



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2018年春 三都旅【京都で念願のあれこれ&相国寺・承天閣美術館】 [美術館]

お昼をさっさとすませ、天満橋駅に着いたらちょうど12時23分発の特急列車が出てしまったばかり。
すぐに次の準急電車が入ってきましたが、5~6分ほど待てば次発(12時33分発)の特急電車が来るみたいなので待つ事にしました。
関東圏で考えれば特急=大抵の電車で別途特急券代が必要 なイメージなのですが、京阪電車の特急では6両目のプレミアムカーなる車両だけが別途料金必要で、それ以外は普通乗車料金だけで良いみたいです。

じきに次発の特急が入ってきましたが、並んでいた場所はそれなりに人で一杯で座れそうになかったので、プレミアムカーと思わしきダブルデッカー車両を避けて一番後ろの車両へ移動したのですが…。
京阪8000系.jpg
何だか後ろの車両もこんな↑感じで妙に豪華なんですヽ(´Д`;≡;´Д`)ノ [あせあせ(飛び散る汗)]
え?普通料金だけで良いんだよね?ホントにこれ在来線なの…[exclamation&question]

後で知ったのですが、この京阪の特急列車8000系は通称「エレガントサルーン」と言いまして、普通料金で乗れる日本一豪華な電車と言われているそうです。
有料かと思っていたダブルデッカー車両も何と通常料金で利用可能。
500円を払って乗るプレミアムカーも「これなら500円払ってでも乗りたいよ!」的な豪華さ[ぴかぴか(新しい)] 地元の東武線特急スペーシアと比べるとスペーシアがショボ過ぎて泣けてくるレベルです[たらーっ(汗)]


天満橋駅から出町柳駅までは約50分。
座り心地の良い座席に思わずうとうとしていたらあっと言う間に終点の出町柳駅に到着していました。
春の鴨川沿いは新緑が綺麗です(*´ω`*)
京都1.jpg
向こう側に見える橋は今年の冬に下鴨神社から相国寺に向かう時に渡った橋かな。



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「猫都(ニャンと)の国宝展」で買ってきたグッズ [美術館]

昨日の朝、突如ガス炊飯器が壊れてしまったので新しいIH炊飯器を購入したのですが、最近の炊飯器は凄いですね。
我が家は父が「炊飯器はガスで焚いた方が旨い!」という信念を持っていたため、ずーーーっとガス炊飯器だったのですが、今は電気でもなかなか美味しく炊けるらしいので、父を説得して(というより言い負かして)イマドキ最先端のIH真空炊飯器(象印の『南部鉄器 極め羽釜NW-AT10』)なるものを購入したのですが、お米が一粒一粒立ってホントに美味しいです。
まぁ、近所の電気屋で購入した分、価格.comで調べた最低価格よりも多少割高になってしまったのですが致し方無し[たらーっ(汗)]
とは言え、最近何かと出費が多くて懐事情が寒いです[たらーっ(汗)]つД`)・゚゚・*:.。
先週は歯医者でセラミックインレー入れたので、諭吉さん10人近くいなくなったばかりというのに…[たらーっ(汗)]



「猫都(ニャンと)の国宝展」ネタ、もうちょっとだけ。


今回の企画展では最上階の「頂上の間」は作品展示会場ではなく「猫尽くしアートマーケット」になっています。
約17名の作家によるアート作品がところ狭しと並べられており、どの作品も購入OK。
犬派の私でも見ていてワクワク[ハートたち(複数ハート)]するのですから、猫派の人たちにはもうたまらないでしょう。

もりわじんさんの作品ブースは一番広めで種類豊富。
雅叙園14.jpg

1点物から量販物までずらりと猫グッズだらけ。
リーズナブルなものは150円のポストカードから、数万円台のものまで様々です。
雅叙園15.jpg


猫名画シリーズの目羅健嗣さんの原画も販売されていましたが、ポストカードサイズでも5万円以上するので流石にちょっと思い切れません[あせあせ(飛び散る汗)]
(百段階段の一番下にあるいつものグッズ売場にクリアケースとポストカードがあったのでそれだけ買いました)


何が良いかじっくり会場廻って吟味して、幾つか気に入ったニャン達をお迎えしてきました。

もりわじんさんのちびっとまねきねこシリーズ
猫1.jpg
大きさ比較のため、500円玉を並べてみました。この位なら飾っておいてもジャマにはならないかなー、と。
色や柄、体型も何種類かありまして悩んだ挙げ句、このでぶちびにゃんをチョイス。大の字になって眠っている「ちびっとこねむり」も可愛かったんですけれどね。


もりわじんさんは最近は猫作品ばかりの様ですが、相当前に谷中の雑貨屋で犬作品を購入したことがあります。
猫2.jpg
うきうきシリーズのうき犬君。
ちびっと猫は中空になっているので軽めですが、うき犬は中までみっちり陶土のお肉が詰まっているので大きさの割にはずっしりしています。


まいけるからわたさんの作品「玉尾猫」のたまおちゃん
猫3.jpg
白猫バージョンのたまおさんもいて、どっちにしようか、いっそ両方か[exclamation&question]とも悩んだのですが、黒猫のたまおちゃんチョイス。
(もし2回目行く事があって、まだ残っていたら白猫たまおさんもお迎えしよう)


東早苗さん(九谷さなぼ)の猫盃。九谷焼です。
猫4.jpg
この作家さんの作品も小皿とか小鉢とか色々種類があって悩んだ挙げ句この盃をチョイス。
下戸なので普段は全く飲まないのですが、たまーーにすず音飲む時のおちょこにしようかと。
お財布の諭吉さんに余裕があれば小鉢とか角皿も欲しかったなぁ…。

この他にも元祖ふとねこ堂さんデザインの「にゃんぱらり」手拭いなども買ってきました。



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東京都指定有形文化財「百段階段」 [美術館]

今週末のうろちょろは無しです(>_<)
東京国立博物館に太刀「大包平(おおかねひら)」が展示中なので見に行けたら行こうかと思っていたのですが、来週末は奈良旅行だし体力温存しておくか、と。
今日も家でのんびりしたかったのですが、アレルギーの薬が無くなったので耳鼻科へ行ったり、炊飯器が壊れたとかで電気屋に繰り出す羽目になったり、とあまりのんびりしているヒマありませんでした[たらーっ(汗)]


お出掛けネタがないので、先週末の百段階段イベント記事で載せ切れなかった写真でも。
雅叙園ー猫2.jpg
先週末(3/31)に撮影したベニシダレザクラ。
雅叙園入口にあるお七の井戸の横に1本だけ植えられています。

目黒川のソメイヨシノは既に散り始めでしたが、雅叙園入口のベニシダレザクラとサトザクラはちょうど見頃でした。
雅叙園-桜.jpg
目黒川の桜は都心では上野公園を抜いて人気No.1スポットと聞いていたのですが、雅叙園近くの太鼓橋の上はちょっと情緒が無さすぎて残念(>_<)[あせあせ(飛び散る汗)]
(ドブ川と背景にそびえ立つ昭和の香りがする古城がね…)


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猫都(ニャンと)の国宝展@ホテル雅叙園東京:百段階段 [美術館]

今年の桜は3月中にさっさと満開になったかと思ったら、4月を待たずに散りだしてしまいました。
春分の日に雪降っていたのに、その5日後には夏日だったりと桜も急激な気温の変化に驚いたのかもしれません。
私も何だか今年の春感全く感じられずーー(;´∀`) 冬からいきなり初夏になったような気分です[たらーっ(汗)]


さて、昨日はかろうじて残っている桜を見に目黒へ…
雅叙園ー猫1.jpg

その前にホテル雅叙園東京・百段階段の企画展「猫都(ニャンと)の国宝展」を見に行ってきました。
雅叙園ー猫3.jpg


実はどちらかと言えば私は犬派なんですけれどね(;´∀`)
雅叙園ー猫5.jpg
(雅叙園ファミリークラブ会員なので企画展は何度でも観覧出来るから、花見がてら見てくるか、と考えた次第)


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生誕140年記念特別展「木島櫻谷」@泉屋博古館分館 [美術館]

1つ前の記事の冒頭にも書きましたが、昨日は六本木にある泉屋博古館分館へ「木島櫻谷」展を見に出掛けてきました。
木島1.jpg


泉屋博古館(せんおくはくこかん)分館、南北線の「六本木一丁目」駅で降りればすぐ傍なのですが、家からだと南北線乗り継ぎが使いにくい[たらーっ(汗)]
開館時間に合わせて出掛けたつもりが、座れそうな各駅停車に変更したり、六本木駅からのんびり歩いて行ったりしたので到着したのは開館から20分ほど過ぎた頃でした(;´∀`)


泉屋博古館へ続くエスカレーターの上には宣伝用の垂れ幕が。
木島2.jpg
フライヤーにも載っている作品「寒月」が今回の推し作品みたいです。


一昨年行った時は夏だったのでアガパンサスが沢山咲いていましたが、今の時期はちょっと殺風景かな。
木島3.jpg
木島4.jpg
まだ初日だし知名度もそれほど高くない画家だし(←失礼[たらーっ(汗)])それほど混んでいないんじゃないかな、と考えていましたが、それなりに館内は賑わっていました。



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レトロな建物に水玉が一杯@フォーエバー現代美術館 [美術館]

1月は珍しく出張続き。毎週の様に出張です。
今週も2日間連続で出張だったので歯医者の予約が金曜日にしか取れず、週末のお出掛けは無し…(;´Д`)
来週も金曜日に予約入れられそうになったので、流石に再来週に延期してもらいました[たらーっ(汗)](昨日、下側親不知の抜髄治療をしたので「あまり間を開けずに来てもらいたい」とは言われたのですが…)


さて、京都旅行(1/5)の続き。

次の目的地は花見小路通りの先にある美術館です。
フォーエバー1.jpg
何度も京都へは来ているのにここの通りに入るのは初めて。なかなか風情のある通りだからか、外国からの観光客だらけです。

少し歩くとやがて見えて来る目的地
フォーエバー2.jpg
フォーエバー現代美術館です。

美術館で何か面白い特別展とかやっていないかな、と探していた時、祇園に「フォーエバー現代美術館」なる場所があることを発見。
何必館・京都現代美術館なら知っているけれど、フォーエバー現代美術館に改名したのかな(・ω・)?

と思っていたら何必館とは全く違う美術館と言う事が判明。
何でもフォーエバー現代美術館はもともと秋田で病院などを経営する医師 穂積恒氏の草間彌生コレクションを「フォーエバー現代美術ギャラリー」として秋田市に2006年開館。
が、同敷地内に介護付き有料老人ホーム建設が決定し、ギャラリーは2009年に一度閉館。
その後、老人ホームに併設のギャラリー「フォーエバー現代美術館」として2011年に再オープンしています。

一方今回の美術館会場となっている「祇園甲部歌舞練場(ぎおんこうぶかぶれんじょう)」は毎年「都をどり」が行われている場所ですが一昨年から耐震工事のため休館していた筈。
どうも耐震工事の費用を捻出するため、期間を設けて現代美術館のために場所を提供した、ということらしいです。

ぶっちゃけ草間彌生さんの作品はほぼ興味ないのですが(草間ファンの方へは申し訳ない[あせあせ(飛び散る汗)])美術館会場となっているなら、普段は入れない祇園甲部歌舞練場の中も見学できるってことですなヽ(・∀・)ノ[ぴかぴか(新しい)]
と期待を込めてやってきたのでした。




続きは ↓ から  <トライポフォビア(※)の方は閲覧注意!>
 (※)細かいドット系の写真があります。



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2018年度の美術館事始め/細見美術館 そして八坂神社 [美術館]

去年の秋頃からパソコン用のUPS(無停電電源装置)の内蔵バッテリーエラーランプが点滅していたので、いい加減新しいバッテリーに取り替えようと思ったのですが、バッテリー接続ケーブルの1本がどうやっても外れてくれず交換断念[たらーっ(汗)]
今の時期は停電になる事も無いのでまだ良いのですが、夏は落雷で瞬停することもあるため、結局新しいUPSを本体ごと買い直す事にしました。
3年半しか使えなかったわ…。交換バッテリーだってそこそこしたのに…[たらーっ(汗)] 仕方ないので交換出来なかった方は予備バッテリーとして保存しておくことにしたのですが、置いているうちに放電して使い物にならなくなりそうな気もします。



京都鉄道博物館の後は細見美術館へ。
京都駅からなら206系統のバスに乗ると美術館へ一番近い停留所(東山二条・岡崎公園口)に止まってくれるので便利なのですが、時間が当てにならないので地下鉄で向かう事にします。

東山駅から歩く事10分弱で細見美術館へ到着。
細見1.jpg
開館20周年記念の展覧会第一弾として「はじまりは、伊藤若冲」が開催中です。

細見美術館の若冲作品は一昨年夏に見た企画展「伊藤若冲 ─京に生きた画家─」でも一通り見ているのですが、若冲なら何度見てもいいかな、と(笑)

彩色された作品は少なめで殆どが墨絵なのですが、若冲だし混んでいるかな、と思ったら開催直後だったからか割と空いていました。


細見が所有する若冲作品の中では鼠婚礼図がお気に入り…(*´ω`*)


細見美術館の若冲作品 「雪中雄鶏図」や「糸瓜群虫図」が有名ですが



「鶏図押絵貼屏風」や「群鶏図」もなかなかのものです。



作品数はそれほど多くなかったので、ゆっくり見ても小一時間程で見終わってしまいました。
茶室 古香庵でお茶でも頂いていこうかと思ったのですが、当日は貸し切りで利用出来ず残念[たらーっ(汗)]

気を取り直してミュージアムショップへ。
お目当ての六兵衛窯マグカップがあったので購入。
細見2.jpg

御本手(ごほんて/ごほんで)と呼ばれる薄桃色の窯変。何とも言えない味があります。
細見3.jpg


細見美術館の後はバスで祇園方面へ。久しぶりに八坂神社へお参りしてきました。
八坂1.jpg
八坂2.jpg
初詣にはちょっと遅い時期なのですが、それなりに混雑しています。

舞殿には奉納絵馬
八坂6.jpg
ちょっとコミカルな干支のわんこ土鈴がモチーフ

能舞台には献花された生け花が飾られていました。
八坂3.jpg
こういう雰囲気は新年早々ならでは、ですね。

長い事工事中で無粋な養生シートに覆われていた南楼門もようやく修復が終わったようです。
八坂4.jpg
昨年4月と7月に京都へ行った時は八坂神社へお参りしなかったので、工事終わっていたの気付きませんでした。

祇園方面へ歩いて次の目的地を目指します。
ついでに足を伸ばしてやってきたのは、何とも歴史を感じる建物。
八坂5.jpg
実はここ「するがや祇園下里」という飴屋さんなのです。「下里家住宅」として京都市の登録有形文化財にもなっています。
生姜味の飴を八つ橋生地で巻いた「大つヽ」や、香ばしく煎った大豆を入れた「祇園豆平糖」などの飴が販売されているのですが、一昨年の夏にTVで取り上げられてから大人気となってしまい、ここの本店まで足を伸ばしてみても買えない有様で[たらーっ(汗)]

店内からお客さんが出て来たので「もしかしたら今日は買えないかな?」と期待して入ってみたら、今度こそはようやく在庫がありましたヽ(・∀・)ノ
親と妹へのお土産に「大つヽ」を2袋購入。足を伸ばした甲斐がありました。

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去年話/北斎とジャポニズム@国立西洋美術館 [美術館]

今日は病院で腹部エコー検査でした。
先月、鳩尾辺りの鈍痛が続いていた時に、胃から来た痛みか、いつもの胆管炎から来た痛みか調べる為に胃カメラとエコーの予約を入れたのですが、エコー検査がやたら混んでいたので1ヶ月以上先の予約になってしまった訳で[たらーっ(汗)]
仮に胆管炎とか何かあったとしても、これだけ間が開けばもう治っていそうな気がします(;´Д`)

ところで官庁とかは今日から仕事始めだそうで。
うちの職場では明日から仕事始めなのですが、私は明日、有給休暇を取っているので来週の月曜日までこのまま休みです。
明日と明後日は冬の京都へぶらり一人旅予定。相当寒そうですがしっかり着込んで楽しんでくる事にします。


さて、去年話の第3弾。
12/22(金)は仕事を少し早めに切り上げて国立西洋美術館へ「北斎とジャポニズム」展を見に行ってきました。
…いや、この週で仕事はある程度目処が立ったと思っていたんですよね[たらーっ(汗)](実際はその次の週、緊急の仕事が入って最後まで忙しかったのですが)

国立西洋美術館、近くまではよく行くのですが、館内に入るのはこれまた物凄い久しぶり。
北斎1.jpg
確か学生の頃に1回だけ常設展を見たのですが、何で見に行ったのか、何時頃見に行ったのかもう全く覚えていないくらい久しぶりなのです(;´∀`)
普段は西洋画よりは日本画の方が好きなので、つい西洋美術館からは足が遠のいてしまうのですが、今回は珍しく葛飾北斎が取り上げられていたので出掛けてみたのでした。


しかしそこはあくまでも「西洋美術館」ですから、葛飾北斎の作品ONLYと言う訳ではありません。
海外の作家が北斎の作品に刺激を受けたり、モチーフとして描かれた作品と、元になった北斎の作品を比較展示する、という内容です。
北斎2.jpg
うーん、まぁ確かにこうやって並べると似ている…のかな。


時間に余裕があったので音声ガイドを借りて廻る事にしました。
ドラマ「孤独のグルメ」の主演俳優 松重豊さんが、とある美術店店主に扮してナレーションを担当しています(余談ですが、松重さんは葛飾北斎の娘「お栄」を主人公にしたコミック「百日紅〜Miss HOKUSAI〜」のアニメ化の際にも葛飾北斎役を担当しています。北斎に縁があるんですね)
音声ガイド、なかなか面白かったんですが、内容はちょっと勉強不足かな、という部分もありました(ガイドを企画・制作したアコースティガイド・ジャパン、もっと北斎について調べておいて[exclamation×2](>_<)ノ)


北斎の人物や動物、植物などモチーフごとに章分けし、元になった北斎作品(パネル展示も多め)と、影響を受けた海外作品が並べて展示されています。
海外へ輸出された陶器などの緩衝材として詰められていた北斎などの浮世絵が海外の装丁画家などの目に止まり、ヨーロッパでジャポニズムブームが起こった訳ですね。


館内は撮影不可なので、公式サイトでのみどころ某美術サイトでのレポートでも見て頂く事にして。

現代なら著作権とかで訴えられるんだろうなぁ、という丸パクリの挿絵作品。
言われてみたら確かに構成とかそっくりだな、という半パクリ作品。
オマージュ的な意味合いで描かれたんだろうなぁ、と思う作品。
何処が似ているんだろうか、と思う作品。
(北斎作品で「万福和合神(春画[たらーっ(汗)])」と、それに相対してクリムトの素描作品展示までありました。でもクリムトの素描は…別に北斎から影響受けた訳ではないと思う(;´Д`))

比較作品は西洋絵画だけではなく、シーボルトが手掛けた書籍の挿絵やエミール・ガレのガラス細工、木工細工や七宝、陶器など工芸作品も数多くあったので、あまり深く突っ込まず見る分にはなかなか面白い展覧会でした。



展示作品のダイジェストをまとめたミニ図録があったので買って行こうか悩んだのですが、やはりミニ図録では物足りない気がして結局買わず終い[たらーっ(汗)]
芸艸堂が出版している和綴じの豆本「三体画譜」もあって、ちょっと良いなぁ、と思ったのですが、北斎木版本叢書版の「三体画譜」(大きなサイズでかつ木版画を和綴じした書籍←高い[exclamation×2])の方を見てしまうとやはり何か物足りないので、こちらも買わず終いでした[たらーっ(汗)]
(北斎木版本叢書版の「三体画譜」は後日やはり欲しくなって思い切ってAmazonで買っちゃいましたが[あせあせ(飛び散る汗)]

「略画早指南」の和綴じ本があったら即買いだったと思うんですけれどね…w
北斎5.jpg
北斎4.jpg
こういうのを見ると北斎は本当に天才だと痛感する訳で。


せっかく久しぶりに来たので常設展も見るつもりだったのですが、足が疲れてしまったので断念[たらーっ(汗)]

外出たらすっかり外は真っ暗になっていました。
北斎3.jpg
ライトアップされたロダン作「地獄の門」

その内またゆっくりと常設展だけ見に来ましょうかね、国立西洋美術館。



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去年話/驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ@三井記念美術館 [美術館]

続けて昨年12/1(金)に出掛けてきた美術展ネタです。

12月に入ってから忙しくなるのは必須だったので、出掛けるのは12月1週目の週末までがギリギリタイムリミットでした。
土曜日(2日)にDIC川村記念美術館へリベンジ鑑賞に行くか、それとも金曜日(1日)に仕事を少し早めに上がって三井記念美術館へ終了間際の特別展「驚異の超絶技巧!」展を見に行くか。
 ……で悩んで後者を選択(;´∀`)


三井記念美術館に来るのも2年ちょっとぶりです。
超絶技巧1.jpg

雰囲気あるエレベーターに乗って美術館のある7Fへ
超絶技巧2.jpg

超絶技巧3.jpg
三井記念美術館では3年前にも特別展「超絶技巧!明治工芸の粋」が開催されましたが、今回の特別展では明治工芸だけではなく、現代アートとしての超絶技巧作品も一緒に展示されているという趣向になっていました。

ここの美術館がある三井本館自体も重要文化財になっています。
超絶技巧4.jpg
館内もなかなかレトロな雰囲気なのですが、撮影不可なのが残念[たらーっ(汗)]


でも今回は入口に展示されている2作品だけ撮影可能となっていました。

明治工芸の超絶技巧作品
初代 宮川香山(1842~1916)作「猫ニ花細工花瓶」
超絶技巧5.jpg
超絶技巧6.jpg

高浮彫(たかうきぼり)と言われる立体的な装飾を施したもので、眞葛焼(まくずやき)と呼ばれておりました。
超絶技巧7.jpg
当時の工芸作品は外貨獲得のための海外向け販売品として製造されていましたが、この高浮彫は手間もかかり、しかも焼成途中に破損する事も多かった為か数年程で作られなくなってしまいます。
横浜にも宮川香山 眞葛ミュージアムがあって一昨年見てきたことがあるのですが、やはり初代香山作品は見事です。


続いて現代アートの超絶技巧作品
高橋賢悟(1982~)作「origin as a human」
超絶技巧8.jpg
超絶技巧9.jpg

よく見るとガイコツ部分も小さな花が集まって出来ています。
超絶技巧10.jpg
採取した生花を型取りし、アルミニウムを流し込んだ「焼失原型法」と呼ばれる鋳造作品。
死と再生をテーマとした作品だそうです。
会場内には他にもこの作者さんの作品がいくつか展示されておりました。



場内の作品は明治時代の工芸品(刺繍画、七宝、陶芸、漆工、金工、牙彫り細工など)、現代アート作品(アルミ鋳造品、蛍光糸を用いた刺繍画、木彫、七宝、陶芸)などなど。


明治工芸の方は4年前の超絶技巧展や眞葛ミュージアム、京都の清水三年坂美術館などで見た事がある作品も多かったですが、現代工芸の方は見所満載で見ているうちに余りの細かさに目がチカチカしてくるほどでした[あせあせ(飛び散る汗)]



東京会場での展示は昨年12/3で終了していますが、岐阜県現代陶芸美術館(2018年6月30日~8月26日)と山口県立美術館(2018年9月7日~10月21日)で巡回があるそうです。




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